袴田事件、苦悩と正義の58年を描く 全公演完売の話題作、演劇「反骨」が袴田姉弟の故郷・遠州浜松で7月30日開幕
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袴田家訪問取材
昨年11月東京において演劇「反骨」を上演し全公演完売の好評を博しました。そこで、演劇関係者、袴田さんの支援会等から「是非とも袴田姉弟の生まれ故郷である遠州浜松でも公演してほしい」との要望をいただき、企画を立ち上げました。
今年1月から袴田さん支援クラブ、浜松演劇鑑賞会、浜松市の後援のご協力も含め、集客活動を進めています。クラウドファンディングの達成により安価な観劇料金で設定することも実現しました。そして、この公演を通じて一人でも多くの方々にこの事件の真相を知っていただき、想いを共有できることを目指します。
袴田さんは昨年9月、再審無罪で真の自由を勝ち取りました。しかし、拷問による取調べ、死刑囚として死と隣り合わせの半世紀は現在も恐怖と妄想の中にあるのです。それでも心の根底には「二度と同じ犠牲者を出してはいけない」とパトロールと称して毎日浜松の街を歩き続けています。今こそ再審法改正を唯一の立法機関である国会で実現しない限り、同じ過ちは繰り返されていきます。世論の力に加え、演劇の力で後押しすることが真の演劇活動である事を信じて止みません。
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公演舞台写真
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東京公演でのスナップ
■「演劇 袴田事件」あらすじ
1966年6月30日静岡県清水市横砂のみそ製造会社こがね味噌の専務一家4人の惨殺放火事件が起こった。容疑者として浮かび上がったのはこがね味噌従業員で元ボクサー袴田巌30歳だった。この日を境に確たる証拠も無いままアリバイはかき消され逮捕。無罪に向けての48年の反骨の歴史、そして再審無罪に向けて戦い通した苦悩と正義。そして関わる人々の愛情の歴史でもあった。
■「グループK」について
2007年に俳優の香川耕二が立ち上げた演劇ユニット。以降、年一度新作を上演し続けている。主な作品は松山事件を題材にした親子の苦悩を描いた「最期の女友達」、極道の世界で兄弟分との友情を義理と人情で貫き通した組長の一代記「愚かもの梶鉄」、肉体労働の街山谷で激動の昭和を生き抜く人々を描いた「泪橋エレジー」など時代を捉えたフィクションドラマだったが、今回の反骨は袴田さんを通しての58年にわたるノンフィクションを取材を積み重ね作り上げた渾身の作品である。
■公演詳細
公演日 : 2025年7月30日(水)~8月1日(金)
会場 : 浜北文化センター 小ホール
料金(税込) : 一般自由席 3,000円/学生 2,000円
発売日 : 2025年6月19日~
チケット購入窓口: 浜北文化センター予約 こりっち
https://ticket.corich.jp/apply/373029/
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プレスリリース提供元:@Press