イラン、ホルムズ海峡封鎖を「なお検討」 強硬派議員が言及

イランの強硬派議員エスマイル・コサリ氏は、ホルムズ海峡の封鎖はなお検討中で、まだ決定は下されていないと述べた。写真はホルムズ海峡とイランを示す地図のイラスト。6月22日、ボスニア・ヘルツェゴビナのゼニカ市で撮影(2025年 ロイター/Dado Ruvic)
[ドバイ 14日 ロイター] - イランの強硬派議員エスマイル・コサリ氏は、ホルムズ海峡の封鎖はなお検討中で、まだ決定は下されていないと述べた。14日にイラン国営メディアが報じた。
イラン国会の国家安全保障委員であるコサリ氏は、「ホルムズ海峡に関する軍事措置は完了したが、(封鎖について)決定はまだ下されておらず、なお検討中だ」と述べたという。同氏が言及した軍事措置の内容は不明。
ホルムズ海峡は世界の石油・ガス輸送の約5分の1が通過する。
イランは長年にわたり海峡封鎖をちらつかせてきたが、実行に移したことはない。
コサリ氏は「(海峡の)開放と封鎖の時期を決めるのはわれわれだ。現在検討中で、必要に応じていつでも実行できる」と述べた。