コラム
転機の日本経済 小幡 績
転機の日本経済 小幡 績

経済政策論争の退歩

<経済政策はケインズ以前に逆戻りしてしまった。流行りの「物価水準の財政理論」を政治利用する輩に経済を殺させないための方法を探る。シリーズ第1

2017.01.11
転機の日本経済 小幡 績

米経済学者のアドバイスがほとんど誤っている理由

<日本にアドバイスするアメリカの大物経済学者は、なぜ間違ったことばかりを言うのか。日銀には、「永久緩和」以外の選択肢はない> (ベン・バーナ

2016.10.02
転機の日本経済 小幡 績

日銀の今回の緩和を名付けてみよう──それは「永久緩和」

 今日の追加緩和は、追加緩和なし、という解釈が主流のようである。そんな馬鹿な。  意見がほぼ同じであると思っているBNPパリバ証券の河野龍太

2016.09.26
転機の日本経済 小幡 績

日銀は死んだ

 日銀は死んだ。  自殺である。  個人の自殺は、些細なことで行われてしまうことが多く、なんてもったいない、と第三者は思うし、周囲はやりきれ

2016.07.29
転機の日本経済 小幡 績

アベノミクス論争は無駄である

<論じても不毛なアベノミクスが、あるべき経済政策論議を混乱させている。本当に大事な論点は何か、整理する>  アベノミクス論争は無駄である──

2016.07.07
転機の日本経済 小幡 績

【論点整理】英国EU離脱決定後の世界

 論点を整理してみよう。 1)離脱は最終決定なのか。撤回はありうるか  理論的にはありうる。  署名も200万人以上集まっている。  ただし

2016.06.26
転機の日本経済 小幡 績

英国のEU離脱は、日本の誰が考えているよりも重い

 英国のEU離脱は、日本の誰が考えているよりも重い──なぜか。  それは、21世紀の世界の暗雲を象徴しているからである。  まず、なぜこのよ

2016.06.25
転機の日本経済 小幡 績

英国EU離脱は、英国の終わり、欧州の衰退、世界の停滞をもたらす

 英国の国民投票は、EU離脱支持が残留支持を上回り、今後2年をかけて離脱することが決まった。ただし、政治的に、これをもう一度やり直すという可

2016.06.24
転機の日本経済 小幡 績

中央銀行は馬鹿なのか

 日本銀行が先週の政策決定会合で、金融政策の現状維持を決定した。これが市場をパニックに陥れた。  発表直後から、日経平均株価は大暴落、前日比

2016.05.02
転機の日本経済 小幡 績

【市場】いよいよ終わりの始まりが始まった

 いよいよ終わりの始まりが始まった。それは日銀のマイナス金利で始まったのである。  現在の金融市場混乱の原因は何か。それは銀行システム不安で

2016.02.12
MAGAZINE
特集:世界が愛した日本アニメ30
特集:世界が愛した日本アニメ30
2024年4月30日/2024年5月 7日号(4/23発売)

『AKIRA』からジブリ、『鬼滅の刃』まで、日本アニメは今や世界でより消費されている

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1

    医学博士で管理栄養士『100年栄養』の著者が警鐘を鳴らす「おばけタンパク質」の正体とは?

  • 2

    「誹謗中傷のビジネス化」に歯止めをかけた、北村紗衣氏への名誉棄損に対する賠償命令

  • 3

    マイナス金利の解除でも、円安が止まらない「当然」の理由...関係者も見落とした「冷徹な市場のルール」

  • 4

    心を穏やかに保つ禅の教え 「世界が尊敬する日本人100…

  • 5

    NewJeans日本デビュー目前に赤信号 所属事務所に親…

  • 6

    ケイティ・ペリーの「尻がまる見え」ドレスに批判殺…

  • 7

    イランのイスラエル攻撃でアラブ諸国がまさかのイス…

  • 8

    世界3位の経済大国にはなれない?インドが「過大評価…

  • 9

    タトゥーだけではなかった...バイキングが行っていた…

  • 10

    コロナ禍と東京五輪を挟んだ6年ぶりの訪問で、「新し…

  • 1

    最強生物クマムシが、大量の放射線を浴びても死なない理由が明らかに

  • 2

    世界3位の経済大国にはなれない?インドが「過大評価」されていると言える理由

  • 3

    タトゥーだけではなかった...バイキングが行っていた「身体改造」の実態...出土した「遺骨」で初の発見

  • 4

    「世界中の全機が要注意」...ボーイング内部告発者の…

  • 5

    ハーバード大学で150年以上教えられる作文術「オレオ…

  • 6

    医学博士で管理栄養士『100年栄養』の著者が警鐘を鳴…

  • 7

    NewJeans日本デビュー目前に赤信号 所属事務所に親…

  • 8

    「たった1日で1年分」の異常豪雨...「砂漠の地」ドバ…

  • 9

    「毛むくじゃら乳首ブラ」「縫った女性器パンツ」の…

  • 10

    ダイヤモンドバックスの試合中、自席の前を横切る子…

  • 1

    人から褒められた時、どう返事してますか? ブッダが説いた「どんどん伸びる人の返し文句」

  • 2

    韓国で「イエス・ジャパン」ブームが起きている

  • 3

    88歳の現役医師が健康のために「絶対にしない3つのこと」目からうろこの健康法

  • 4

    ロシアの迫撃砲RBU6000「スメルチ2」、爆発・炎上の…

  • 5

    バルチック艦隊、自国の船をミサイル「誤爆」で撃沈…

  • 6

    最強生物クマムシが、大量の放射線を浴びても死なな…

  • 7

    ロシアが前線に投入した地上戦闘ロボットをウクライ…

  • 8

    「燃料気化爆弾」搭載ドローンがロシア軍拠点に突入…

  • 9

    世界3位の経済大国にはなれない?インドが「過大評価…

  • 10

    1500年前の中国の皇帝・武帝の「顔」、DNAから復元に…

日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中