コラム

オ・ジホのインタビューに同行してきた

2010年10月22日(金)18時45分

                        Oh_Jiho.jpg


 10/27号のニューズメーカーズのQ&Aは、珍しく韓国俳優のオ・ジホ。
彼の出演したドラマ「チュノ」は、史実からは消されてしまった存在の推奴師(両班から逃げた奴隷を捕まえる、いわば賞金稼ぎのようなもの)に焦点をあてた、既存の韓国時代劇とは一風変わった作品。時代物を避けてきた私でも、最後まで楽しめた。

 そんな韓国好きの私を気遣ってか、編集担当者のお声掛けに甘え、インタビューに同行してきた。 インタビューに同席するのは初めてだったので、いささか落ち着かない。私がインタビューするわけでも無いのだが(笑)

 インタビューが行われた日の前夜、彼はソウルで大鐘映画祭の広報大使として、開幕式の舞台に立っていた。そしてインタビュー中に分かったことだが、朝まで新作映画の撮影を行っていたらしい。その足での来日。寝てないな・・・・。

 しかし、目の前にいるオ・ジホは爽やかそのもの。
自己紹介を簡単に済ませ、インタビューに突入。韓国での番組を見ていると、自ら率先して話すタイプでもないし、口数が多い方でもない。なので、私の全くの勝手な想像なのだが、インタビュー中は、だまってジーッと座っている方かと思っていたのだが。

 テーブルの上に置いてあった「チュノ」のDVDが気になるのか、そーっと手を伸ばし、指先であっちに向けたりこっちに向けたり(韓国での放送は随分前の事なので、DVDもこんなだったっけ?と気になってたらしい。多分パッケージは、韓国と日本で違うと思いますよぉー)。通訳さんが書き込むメモを覗き込んでみたり、置いてあった名刺を見てみたり(どちらもハングルでないので、分からなかったと思うけど)と、意外に自由な感じ(決して落ち着きがない訳ではありません)。

Oh_Jiho4.jpg


 受け答えは、至って誠実という印象。 こちらの質問に「難しい・・・」と言葉に詰まり、そこで終わるかと思いきや、通訳さんが訳してくれてる間も頭を悩ませ、最後まで全うしてくれた。質問しない私にも、ちゃんと目を見て話してくれて、当たり前の事なんだけど、本当にいい人だ。 多少、言葉が分かるので、ありったけの集中力で聞いてたのだが、目を見て話してくれるときに限って、何を言ってるか分からない。くぅ・・・(涙) 

もう1年近く前の事だから、あまり詳しくは覚えてないと言いつつも、共演者とは、撮影が終わればたくさん話をし、お酒を飲んでいたという。 インタビュー中ずっと、共演者のチャン・ヒョクの事を"ヒョギ、ヒョギ"と呼んでいた事からも、うわべだけでない仲の良さが伺えた。
 
「チュノ」で話題の筋肉の張り合いは、嘘の付き合いだったというのは笑えた。 腕の筋肉を見れば、運動してきてるのは明らかなのに、"何もしてない"と一番嘘を付いてたのは、チェ将軍役のハン・ジョンスだったとか。ちなみに自身が演じた役以外では、このチェ将軍役をやってみたかったと言っていた(どちらも大人な役だ)。
 
インタビュー終了後は、立ち上がって1人1人と握手。
素晴らしいモムチャン体形は、着痩せするのか、かなりほっそりした印象。思っていたより長身の素敵な俳優さんだった。

デビュー映画「寵愛」の時は、"彫刻のような美しさ"ばかりが際立った青年という印象だったのに。 大胆な露出ばかりが話題となって、評価は散々。その後数年は、名前も聞かず、"あ〜、彼も一発屋で終わるのか・・・・"と思っていたのだが。 消えないだけのことはある。
 
編集部――川崎寿子

このブログの他の記事も読む

プロフィール

ニューズウィーク日本版編集部

ニューズウィーク日本版は1986年に創刊。世界情勢からビジネス、カルチャーまで、日本メディアにはないワールドワイドな視点でニュースを読み解きます。編集部ブログでは編集部員の声をお届けします。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

フィッチ、インドネシア見通し「ネガティブ」に下げ 

ワールド

イラン軍艦がスリランカ沖で沈没、32人救助 遺体を

ワールド

中国政協開幕、軍トップ張氏ら政治局員2人が姿見せず

ビジネス

スイス中銀、為替介入意欲が高まる=副総裁
MAGAZINE
特集:トランプのイラン攻撃
特集:トランプのイラン攻撃
2026年3月10日号(3/ 3発売)

核開発の断念を迫るトランプ政権が攻撃を開始。イランとアメリカの本格戦争は始まるのか?

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビザの壁、会社都合の解雇、帰国後も続く苦境
  • 2
    縫いぐるみが相棒、孤独なサル「パンチくん」がバズった理由
  • 3
    サファリ中の女性に悲劇...ライオンに「くわえ去られる」衝撃映像にネット騒然
  • 4
    イラン猛反撃、同士討ちまで起きる防空戦はいつまで…
  • 5
    少子化に悩む韓国で出生率回復...昨年過去最大の伸び…
  • 6
    核合意寸前、米国がイラン攻撃に踏み切った理由
  • 7
    「死体を運んでる...」Google Earthで表示される「不…
  • 8
    人気の女性インフルエンサー、「直視できない」すご…
  • 9
    イランへの直接攻撃は世界を変えた...秩序が崩壊する…
  • 10
    「外国人が増え、犯罪は減った」という現実もあるの…
  • 1
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからくりとリスク
  • 2
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビザの壁、会社都合の解雇、帰国後も続く苦境
  • 3
    村瀬心椛は「トップでなければおかしい」...スノボの謎判定に「怒りの鉄拳」、木俣椋真の1980には「ぼやき」も
  • 4
    BTS復活...でも、韓国エンタメが「苦境」に陥っている
  • 5
    縫いぐるみが相棒、孤独なサル「パンチくん」がバズ…
  • 6
    中国、4隻目の空母は原子力艦か──世界3番目の原子力…
  • 7
    「毎日が人生最後の日」だと思って酒を飲む...84歳医…
  • 8
    少女買春に加え、国家機密の横流しまで...アンドルー…
  • 9
    サファリ中の女性に悲劇...ライオンに「くわえ去られ…
  • 10
    イラン猛反撃、同士討ちまで起きる防空戦はいつまで…
  • 1
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を空中爆破...地上から撮影の「レア映像」を公開
  • 2
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 3
    台湾侵攻「失敗」の大きすぎる代償
  • 4
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 5
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた…
  • 6
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからく…
  • 7
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医…
  • 8
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より…
  • 9
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トラン…
  • 10
    命は長し、働け女たち――88歳「働くばあさん」が説く…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story