独バイエル、mRNA特許侵害でコロナワクチンメーカーを提訴
2025年9月11日、モデルナのコロナワクチン「スパイクバックス」の箱、米ペンシルベニア州の薬局で撮影。REUTERS/Hannah Beier
Blake Brittain
[6日 ロイター] - ドイツ製薬・化学大手バイエル 傘下の米農薬子会社モンサントは6日、新型コロナウイルスワクチンの製造において同社のメッセンジャーRNA(mRNA)技術を不正に使用したとして、ワクチンメーカーの米ファイザー 、独ビオンテック、米モデルナを米東部デラウェア州に提訴した。バイエル広報担当者が確認した。
この特許侵害訴訟でモンサントは、同社が1980年代に開発した作物を強くするmRNA技術を各社は模倣して、自社ワクチンに使用する遺伝物質を安定化させたと主張している。
これとは別にバイエルは同日、米ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)を相手取り、同様の訴訟を東部ニュージャージー州連邦裁判所に起こした。J&Jがワクチン製造に使用したDNAベースの過程が特許を侵害したと訴えている。
取材に対し、モデルナ広報担当者は訴訟を認識しており、抗戦すると回答した。ファイザー、ビオンテック、J&Jの広報担当はコメント要請に直ちに応じなかった。
バイエルは新型コロナワクチンの開発に関わっておらず、製造や販売は一切行っていない。同社は裁判所に対し、金額不特定の損害賠償を請求し、各社にワクチン製造の阻止を求める意図はないと述べた。





