抽象的で理解の難しい『2001年宇宙の旅』が世に残り続ける理由
本部の指示と乗組員との協調という使命の矛盾にHALは耐えられなかった。社会に適応しようとしすぎて自壊する人間のように。
ボーマン船長に解体されながら、HALの最期の言葉は「怖いよ」だ。
同時にキューブリックは、人間の最大の問いをラストに提示した。われわれはどこから来たのか。何者なのか。どこへ行くのか。説明や解説はない。だから観た側が考える。
こうして映画は残る。だって今も考え続けているから。
『2001年宇宙の旅』(1968年)
©2008 Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved.
監督/スタンリー・キューブリック
出演/キア・デュリア、ゲイリー・ロックウッド
<本誌2025年8月26日号掲載>
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