塚本晋也が自主製作映画『野火』で描いた、戦争の極限状態と日本兵の人肉食
映画を観ながら気付く。これは要するにゾンビ映画だ。
レイテ島で米軍の俘虜(ふりょ)となった自らの体験を基に書いた『俘虜記』から3年後に、大岡は俘虜となる前をテーマにした『野火』を発表した。主人公を狂人に設定したことでフィクショナルなトーンは強くなったが、人肉食も含めて、大岡が実際にレイテ島で体験した事実なのだろう。
ゾンビ映画はまさしく現代のファンタジーだが、人を極限状況に追い込む戦争はほぼ同じ世界をリアルに現出する。構想20年。塚本にとっては執念の自主映画だ。とにかく痛い。汚い。悲惨だ。救いがない。だから実感する。それが戦争だ。
『野火』(2015年)
©2014 SHINYA TSUKAMOTO/
KAIJYU THEATER
監督/塚本晋也
出演/塚本晋也、リリー・フランキー、中村達也、森優作
<2020年12月22日号掲載>
大評判作『ワン・バトル・アフター・アナザー』が感じさせるアメリカの「反復力」 2026.01.29
『私は確信する』が教える「確信」することの危うさ 2025.12.24
『ブレイキング・バッド』のスピンオフ映画『エルカミーノ』がすごい理由 2025.12.06
ボブ・ディランの伝記映画『名もなき者』にがっかり......彼のミューズをなぜ軽視? 2025.11.14
-
外資系企業を支える「英文事務」土日祝休/年休120日/リモートOK
VISTRA Japan株式会社
- 東京都
- 月給27万5,000円~70万円
- 正社員
-
保育士/資格必須/小規模保育園/企業内保育園/外資系/虎ノ門ヒルズ
港区外資系企業内保育園
- 東京都
- 月給24万5,860円~28万5,860円
- 正社員
-
外資系企業の「労務スタッフ」月給41.6万~/リモートOK/土日祝休
VISTRA Japan株式会社
- 東京都
- 月給41万6,000円~70万円
- 正社員
-
外資系企業の「労務スタッフ」月給41.6万~/リモートOK/土日祝休
VISTRA Japan株式会社
- 東京都
- 月給41万6,000円~70万円
- 正社員







