コラム

TWICEがデビュー10周年 新作で再認識する揺るぎない「パイオニア精神」

2025年10月20日(月)10時30分

TWICEは10月18日、ソウルでファンミーティング『10VE UNIVERSE(ラブユニバース)』を行い、ファンとともに10周年を祝った。開催直前までシチュエーションコメディ風のプロローグフィルムをはじめ、新作のミュージックビデオの予告映像やコンセプトフォトの公開などで10周年ムードを盛り上げてきたわけだが、同月24日はそうした流れの決定版といえるドキュメンタリー映画『ONE IN A MILL10N』の公開が始まる。

サウンドの進化と華やかなパフォーマンス、そしてメンバー同士の絆

"唯一無二のグループが歩んだ「これまで」と「これから」が詰まった感動の記録"(同映画の公式サイトより)を刻み込んだこの映画は、"トップに上り詰めるまでに注ぎ込んだ汗と努力、ワールドツアーの華やかなスポットライト、メンバー自身が語る成長と友情、そして未来の夢についての想いが詰まっている"(同)そうだ。

進化の一途をたどるサウンド、数々の舞台を通じて磨き上げた華やかなパフォーマンス、そして同映画でも紹介する(と思われる)メンバー同士の絆の深さ。この3つをバランスよく身に付けているからこそ、今日の成功につながったのだろう。本コラムを執筆している時点ではまだ具体的な成績は出ていないが、非常に充実した内容の新作『TEN: The Story Goes On』のチャートアクションも相当良いに違いない。TWICEは「前途洋々」という言葉がジャストフィットするK-POPグループの代表格である。

プロフィール

まつもとたくお

音楽ライター。ニックネームはK-POP番長。2000年に執筆活動を始め、数々の専門誌・ウェブメディアに寄稿。2012年にはK-POP専門レーベル〈バンチョーレコード〉を立ち上げ、イ・ハンチョルやソヒといった実力派を紹介した。現在は『韓流ぴあ』『ジャズ批評』『ハングルッ! ナビ』などで連載。LOVE FMLuckyFM楽天ポッドキャストの番組に出演中。著書は『K-POPはいつも壁をのりこえてきたし、名曲がわたしたちに力をくれた』(イースト・プレス)ほか。

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