コラム

邸宅でも島でも...性的虐待疑惑を赤裸々に告発された英アンドルー王子に、「身分を剝奪せよ」の声

2025年10月22日(水)18時50分

アンドルー王子はエプスタインとの関係を断ったと主張した後も「また一緒に遊ぼう」とメールを送っていた。アンドルー王子は「殿下」や「ヨーク公爵」の称号を自主的に使わないと表明したものの、法的には称号を保持している。

英国では議員が王族を批判することは議会規則で禁止されている。称号の剥奪には国王の同意か、議会による法改正が必要だ。「しかし国王が自らに不利益な決定を下すことはあり得ず、議会も実際には王の許可なしには手出しできない。王室特権は民主的統制の外に置かれている」

ガーディアン紙は「議会は『王室の財布』を管理する最古の民主的権限を放棄してしまった。ジュフリーさんの苦しみが明らかにしたのは王室が社会の他の誰より説明責任から遠ざかっている現実だ。彼女の死は特権が説明責任を上回ってはならないという教訓を突きつけた」という。

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プロフィール

木村正人

在ロンドン国際ジャーナリスト
元産経新聞ロンドン支局長。憲法改正(元慶応大学法科大学院非常勤講師)や国際政治、安全保障、欧州経済に詳しい。産経新聞大阪社会部・神戸支局で16年間、事件記者をした後、政治部・外信部のデスクも経験。2002~03年、米コロンビア大学東アジア研究所客員研究員。著書に『欧州 絶望の現場を歩く―広がるBrexitの衝撃』(ウェッジ)、『EU崩壊』『見えない世界戦争「サイバー戦」最新報告』(いずれも新潮新書)。
masakimu50@gmail.com
twitter.com/masakimu41

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