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豊かさに溺れ、非生産的で野心のない国へ...「世界がうらやむ国」ノルウェーがハマった落とし穴
職人気質が病欠・障害給付に置き換わる
政権中枢の実務経験不足やSTEM(科学・技術・工学・数学)人材の乏しさが制度疲労の一因だという。昨年、企業で勤務した経験のある閣僚は20人中たった2人、経済に詳しい人材は1人、工学系はゼロ、半数が政治・団体以外の職歴がなかった。
こうした人材不足は「優先順位の取り違え」と「コストのかかる政策」を生む。建設分野の環境規制は生産性向上に結びつきにくく、公共部門のデジタル化もさほど効果を上げていない。ホルテ氏は「職人気質が病欠・障害給付に置き換わったのは嘆かわしい」と語る。
就業しない人口の多さや病欠率の高さは非生産性の象徴だ。「官主導の再分配に依存しすぎるノルウェーの民間部門は赤字」と論じるホルテ氏に「数字のつまみ食い」との批判もある。しかし政治の決断力不足、問題先送りは人材以外に資源のない日本もノルウェーも同じである。
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