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ベルギーの連続テロで非常事態に入ったテロ主戦場・欧州
パリ同時多発テロではシリア帰りの首謀者アブデルハミド・アバウド容疑者(死亡)が指揮を執った。シリアやイラクで戦闘を経験し、武器や爆弾の扱いに慣れた兵士がテロ細胞として欧州に潜伏しだすと、テロのリスクは一気にハネ上がる。
フランスの大統領オランドは何度も「わが国は戦時下にある」と宣言し、1万1600人の部隊を街頭に展開している。令状なしでの家宅捜索や、容疑者を自宅軟禁できる非常事態措置も実施しているが、国民世論の79%が非常事態の延長を支持している。
テロを防止するのは困難だが、それにしてもベルギー治安・警察当局の対応はお粗末すぎた。指名手配していたアブデスラム容疑者は自宅近くに潜伏。テロ実行犯の1人がトルコから強制送還され、通報を受けていたのに放置した。さらに空港で自爆テロが起きた後も地下鉄などの公共交通機関を閉鎖せず、被害を拡大させた。
欧州は自由という基本的人権より、テロから生命身体を守ることを優先している。もう携帯電話が盗聴され、インターネットを使った通信がハッキングされても誰も文句を言わないだろう。パリとベルギーのテロを経て、警察ではなく軍隊が街頭を守るのが欧州の「日常」だ。自由は二の次となり、安全が何にも増して重視される時代に入ったのだ。
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