アサド政権時代、集団墓地から秘密裏に遺体移送 犯罪隠す狙い

崩壊したシリアのアサド政権が2019年から21年にかけて、同国最大級の集団墓地から遺体数千体を砂漠の中に移送する秘密作戦を実施していたことが、ロイターの調査で明らかになった。資料写真、ドゥマイール郊外の集団墓地、2月撮影(2025年 ロイター/Khalil Ashawi)
[ドゥマイール(シリア) 14日 ロイター] - 崩壊したシリアのアサド政権が2019年から21年にかけて、同国最大級の集団墓地から遺体数千体を砂漠の中に移送する秘密作戦を実施していたことが、ロイターの調査で明らかになった。
関係者によると、この作戦は首都ダマスカス近郊、クタイファの集団墓地を掘り返し、数10キロ離れたドゥマイール郊外の砂漠に巨大な集団墓地を建設するもので、アサド政権の犯罪を隠蔽し、イメージ回復を図るのが目的だった。
ロイターは、ドゥマイールの墓地の位置を特定して作戦の詳細を明らかにするため、遺体移動作戦に直接関与した13人の関係者に取材するとともに、関係者が作成した文書を精査し、数年にわたり撮影された両墓地の衛星画像を数百枚分析した。
ロイターは14日、シャラア大統領率いるシリア暫定政権に本調査の結果を伝えた。政権は調査に関する質問に即座には回答しなかった。
ロイターは、侵入者が墓を改竄(かいそ)するリスクを減らすため、本記に墓地の正確な位置を記していない。
調査によると、この墓地は少なくとも34の壕で構成され、全長2キロ。目撃者の証言と墓地の規模を踏まえると、数万人が埋葬されている可能性がある。
アサド政権は内戦初期の2012年ごろ、クタイファで遺体の埋葬を開始した。目撃者によれば、この集団墓地には刑務所や軍病院で死亡した兵士や囚人の遺体が埋葬されていた。
作業に関わった人々によると、2019年2月から21年4月にかけて、ほぼ毎週4晩にわたり、土と人骨を積んだ6―8台のトラックがクタイファからドゥマイールの墓地へ向かった。ロイターは、他の場所からの遺体もこの場所に運ばれたかどうかを確認できなかった。
作業に直接関与した全員が、強烈な悪臭を鮮明に記憶していた。
2人のトラック運転手と元将校はロイターに対し、クタイファの集団墓地を空にし、大量殺戮の証拠を隠すのが遺体移送の目的だと軍司令官らから告げられたと述べた。
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