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米軍のカリブ海船舶攻撃、必要な権限全てある=国防長官

2025年10月06日(月)09時24分

ヘグセス米国防長官は10月5日放送された米FOXニュースのインタビューで、米軍のベネズエラ沖の船舶に対する攻撃について、必要な権限が全てあると述べた。9月30日、バージニア州で代表撮影(2025年 ロイター)

[5日 ロイター] - ヘグセス米国防長官は5日放送された米FOXニュースのインタビューで、米軍のベネズエラ沖の船舶に対する攻撃について、必要な権限が全てあると述べた。これらの船舶は違法薬物を運んでいたとされている。

米国は、ここ数週間で少なくとも4回目となる3日の攻撃で4人を殺害した。

ヘグセス氏は「私たちは必要なあらゆる権限を持っている。これらは外国テロ組織に指定されている」と語った。

ただ、具体的な権限の内容については詳しく説明しなかった。

米政府は攻撃の法的根拠として米憲法、戦争権限、麻薬カルテルの「外国テロ組織」指定、自衛権、「非合法戦闘員」に対する国際法上の措置を挙げている。

ヘグセス氏とトランプ大統領は攻撃対象となった船舶が実際に麻薬を運んでいた証拠を提示していない。トランプ氏は先週、議会に対し米国が麻薬カルテルと「非国際的な武力紛争状態にある」と言明した。

ヘグセス氏は「もしカリブ海、ベネズエラ北方において、米国に違法薬物を密輸しようと望むのならば、米軍の正当な標的となる」と述べた。

ロイター
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