アサヒＧＨＤ、ビール工場で生産再開 手作業での受注分を出荷

　システム障害で商品の受注・出荷ができなくなっていたアサヒグループホールディングスは６日、国内のビール全６工場で生産を再開したことを明らかにした。２０１６年撮影（２０２５年　ロイター／Toru Hanai）

Kentaro Okasaka

［東京　６日　ロイター］ - システム障害で商品の受注・出荷ができなくなっていたアサヒグループホールディングスは６日、国内のビール全６工場で生産を再開したことを明らかにした。

９月２９日朝にサイバー攻撃によるシステム障害が発生。その後、手作業での受注を始め、１０月２日からビール工場の操業を再開させたという。広報担当者によると、ビール以外の飲料や食品の工場の操業状況については確認中。

社外からの電子メールも受信できない状態が続いていたが、一部復旧したという。

システム障害が復旧するめどは依然、立っていない。ランサムウエアの攻撃で情報漏えいの可能性を示す痕跡が確認されており、内容や範囲について調査している。