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仏新内閣発表、財務相にマクロン氏側近 主要閣僚続投で野党反発

2025年10月06日(月)08時08分

フランスのルコルニュ首相は10月5日、新内閣の経済・財務相にマクロン大統領の側近ロラン・レスキュール氏(写真)を任命した。4月6日、仏サン=ドニで撮影(2025年 ロイター/Tom Nicholson)

Geert De Clercq Richard Lough

[パリ 5日 ロイター] - フランスのルコルニュ首相は5日、新内閣の経済・財務相にマクロン大統領の側近ロラン・レスキュール氏を任命した。野党は新政権がマクロン政治と決別できなければ早期に退陣に追い込むと警告した。

レスキュール氏は社会党に所属したことがあり、同氏の起用は予算案を巡る交渉を前に左派に配慮したものとみられるが、左派議員は反発。極左政党「不屈のフランス」の議員は不信任案を直ちに提出すると表明した。

ルコルニュ氏にとって最初の大きな試練は7日に行う政策演説となる。

野党は新内閣について、継続性を象徴する布陣だと批判。極右政党「国民連合(RN)」のバルデラ党首は「われわれは首相に明確に伝えた。過去との決別か不信任投票かのいずれかだ。今晩発表された政府は継続性ばかりで、仏国民が求める過去との決別は全く見られない」とXに投稿した。

国防相にはルメール元経済・財務相が就く。バロ外務、ルタイヨー内相、ダルマナン法相らは続投する。

ロイター
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