オープンAIのCEO、アジア・中東歴訪で資金調達活動=WSJ

10月4日、 対話型人工知能(AI)「チャットGPT」を手がける米オープンAIのサム・アルトマン最高経営責任者(写真)は、東アジアと中東にまたがる世界的な資金調達活動に乗り出し、同社のコンピューティング能力需要を満たすための資金と製造パートナーを探している。パリで2月撮影(2025年 ロイター)
[4日 ロイター] - 対話型人工知能(AI)「チャットGPT」を手がける米オープンAIのサム・アルトマン最高経営責任者(CEO)は、東アジアと中東にまたがる世界的な資金調達活動に乗り出し、同社のコンピューティング能力需要を満たすための資金と製造パートナーを探している。米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が4日、事情に詳しい複数の関係筋の話として報じた。
アルトマン氏は9月下旬から台湾、韓国、日本を訪れ、台湾積体電路製造(TSMC)、鴻海精密工業、サムスン、SKハイニックスなどの大手サプライヤーと、AIチップの生産を増強し、最優先発注を確保するための話し合いを行ったという。
ロイターはこの報道内容を今のところ確認できていない。
WSJによると、アルトマン氏はアラブ首長国連邦(UAE)の投資家を訪問し、オープンAIのインフラ拡張・研究資金を調達することを予定している。
オープンAIは最近、投資家やビジネスパートナーに対して、今年はコンピューティングサーバーのレンタルに約160億ドルを費やす可能性があり、その支出額は2029年には約4000億ドルに上る可能性があると語ったという。