EU首脳「ドローンの壁」協議、ロシアの領空侵犯に対応

欧州連合(EU)は1日、コペンハーゲンで首脳会議を開き、ロシアのドローン(無人機)による相次ぐ領空侵犯に対応するため、検知、追跡、迎撃機能を備えた「ドローンの壁」の構築について協議した。写真は左からマクロン仏大統領、デンマークのフレデリクセン首相、スペインのサンチェス首相。同日撮影(2025年 ロイター/Ritzau Scanpix/Mads Claus Rasmussen via REUTERS)
[コペンハーゲン 1日 ロイター] - 欧州連合(EU)は1日、コペンハーゲンで首脳会議を開き、ロシアのドローン(無人機)による相次ぐ領空侵犯に対応するため、検知、追跡、迎撃機能を備えた「ドローンの壁」の構築について協議した。EU欧州委員会のフォンデアライエン委員長は「ロシアはEUを試そうとしているだけでなく、社会に分裂と不安を植え付けようとしている。断じて許さない」と述べた。
欧州委は「ドローンの壁」の詳細案は策定していないが、北大西洋条約機構(NATO)のルッテ事務総長は9月30日に構想は「時宜を得ており、必要だ」と評価した。
デンマークでは複数の空港が先週、ドローン飛来により一時閉鎖された。EUの複数の国が首脳会議の開催国であるデンマークの防衛支援のため、部隊や対無人機システムの派遣を発表。デンマークは上空のドローン飛行を3日まで全面禁止とし、フレデリクセン首相はロシアが関わっていることを示唆している。1日には記者団に「注視すべきパターンで、欧州へのハイブリッド戦争に対応する必要がある」と述べた。一方、ロシアは関与を否定している。
多くの首脳が、ポーランド上空での無人機やエストニア上空での戦闘機など欧州での領空侵犯を受け、ロシアを非難している。フィンランドのオルポ首相は「ロシアは今後も続けるだろう。われわれは警戒態勢を強化する必要がある」として「ドローンの壁」への支持を表明した。
首脳会議では、ロシアの凍結資産を活用したウクライナに大規模融資する提案に関しても初めて議論。首脳間では強い支持がある一方、慎重な姿勢もみられる。この動きに対し、ロシア側は「単なる窃盗行為だ」と反発している。
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