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9月米ISM製造業景気指数は49.1、7カ月連続で50割れ

2025年10月02日(木)00時34分

米供給管理協会(ISM)が1日発表した9月の製造業購買担当者景気指数(PMI)は49.1と、前月の48.7から上昇した。写真はイリノイ州メンドータのコンバイン工場で2月撮影(2025年 ロイター/Vincent Alban)

[ワシントン 1日 ロイター] - 米供給管理協会(ISM)が1日発表した9月の製造業購買担当者景気指数(PMI)は49.1と、前月の48.7から上昇した。前月から回復したものの、関税措置の影響への対応が続く中、7カ月連続で拡大・縮小の分岐点となる50を下回った。受注残指数と輸出受注指数は、ともに低調に推移している。

ロイターがまとめたエコノミスト予想は49.0だった。

トランプ大統領の関税措置を巡る不確実性の一部は解消されたものの、依然として経済の10.1%を占める製造業にとって制約となっている。

先行きを示す新規受注指数は48.9と、前月の51.4から低下。同指数は過去8カ月のうち7カ月で50を下回っている。

供給業者の納入を示す指数は52.6と、前月の51.3から上昇。同指数は50を超えると納入が遅延していることを示す。

支払い価格指数は61.9と、前月の63.7から低下したものの、なお高水準で推移しており、関税の影響で今後、財(モノ)価格が上昇する可能性を示唆している。

雇用指数は依然として低迷しており、ISMは「人員削減と欠員補充の見送りが依然として人員管理の主な戦略となっている」と指摘した。

ロイター
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