モルドバ議会選、親ＥＵ与党が過半数に近づく

　９月２９日、東欧の旧ソ連構成国モルドバで議会（定数１０１）選挙があり、親欧州連合（ＥＵ）の与党「行動と連帯」はロシア寄りの野党連合「愛国者ブロック」を大きく引き離した。写真は、モルドバ議会選挙で投票所が閉鎖された後、開票を行う選挙委員会のメンバー。キシナウで２８日撮影（２０２５年　ロイター）

Dan Peleschuk

[キシナウ（モルドバ） ２９日 ロイター] - 東欧の旧ソ連構成国モルドバで議会（定数１０１）選挙があり、親欧州連合（ＥＵ）の与党「行動と連帯」はロシア寄りの野党連合「愛国者ブロック」を大きく引き離した。

開票率９９％以上の時点で、行動と連帯の得票率は４９．９９％と、ＥＵとの関係強化に反対する愛国者ブロックの２４．２８％を大幅に上回っている。

行動と連帯はモルドバのＥＵ加盟を軌道に乗せるために必要な過半数を確保できる可能性がある。

２９日中に正式な最終結果が判明する見込み。

サンドゥ大統領が率いる政権は、ロシアが偽情報の拡散と票の買収によって選挙に介入しようとしたとしてモルドバ国民に警告していた。

ロシア側はモルドバ選挙への介入を否定している。