バイトダンスとアリババ系企業、中国当局がコンテンツ違反で処分

9月23日、中国国家インターネット情報弁公室(CAC)は、コンテンツ違反を理由にバイトダンスのニュースアプリ「今日頭条(Toutiao)」と、アリババ傘下のインターネットブラウザ運営会社「UCWeb」の責任者を呼び出した。写真はバイトダンスのロゴ。2017年10月、北京で撮影(2025年 ロイター)
Eduardo Baptista
[北京 23日 ロイター] - 中国国家インターネット情報弁公室(CAC)は23日、コンテンツ違反を理由にバイトダンスのニュースアプリ「今日頭条(Toutiao)」と、アリババ傘下のインターネットブラウザ運営会社「UCWeb」の責任者を呼び出した。
CACは声明で、ToutiaoとUCWebは「オンラインエコシステムの秩序を乱した」コンテンツを巡り処分を受けたとし、罰則には「責任者に対する厳格な懲戒処分」が含まれると説明した。
Toutiaoはトレンド話題リストなどに「有害なコンテンツ」が表示されることを許容したと指摘した。
UCWebに対しては「信頼できない情報源や非主流メディアが、極めてセンシティブで悪意のある事件・出来事に関する情報を、主要なトレンド話題リストに氾濫させることを許した」と批判した。コンテンツ違反は「ネットいじめや未成年者のプライバシーといったテーマに関係していた」と述べた。
CACは22日、社会における敵対的な感情や景気に対する悲観論をあおるオンラインコンテンツを取り締まる2カ月間の活動を展開すると表明した。