仏もパレスチナ国家承認、英加などに続き

フランスのマクロン大統領は２２日、パレスチナを国家として承認すると宣言した。英ロンドンで撮影（２０２５年　ロイター/Toby Melville）

［国連　２２日　ロイター］ - フランスのマクロン大統領は２２日、パレスチナを国家として承認すると宣言した。米ニューヨークの国連本部でサウジアラビアと開催したパレスチナ問題の二国家解決支持に向けた国際会議で表明した。

英国、カナダ、オーストラリア、ポルトガルの４カ国は２１日に承認しており、これに続く動きとなる。

マクロン大統領は会議冒頭の演説で「イスラエルとパレスチナが平和と安全の中で共存する二国家解決の可能性を維持するため、われわれは全力を尽くさなければならない」と訴え、「パレスチナ人の正当な権利を認めることは、イスラエル人の権利を奪うものではない」と言明した。

パレスチナ外務省はフランスによる国家承認を歓迎。和平を実現し、二国家解決に向けた取り組みを支持する「歴史的かつ大胆な」動きと述べた。