ニュース速報
ワールド

メキシコの踏切でバスに貨物列車が衝突、少なくとも71人死傷

2025年09月09日(火)10時00分

9月8日、メキシコ中部で乗客を乗せた2階建てバスにカナディアン・パシフィック・カンザスシティ・デ・メヒコ(CPKCM)の貨物列車が衝突し、10人が死亡し、少なくとも61人が負傷した。事故現場で撮影(2025年 ロイター/Jorge Alvarado)

Lizbeth Diaz

[メキシコ市 8日 ロイター] - メキシコ中部で乗客を乗せた2階建てバスにカナディアン・パシフィック・カンザスシティ・デ・メヒコ(CPKCM)の貨物列車が衝突し、10人が死亡し、少なくとも61人が負傷した。検察当局によると、死者のうち7人が女性、3人が男性で、負傷者の一部は重体。

CPKCMの運転士は、走行中の列車の前をバスが横断しようとしていたと話している。CPKCMは犠牲者の遺族に哀悼の意を表明するとともに、車を運転中は道路標識や踏切の一時停止命令を順守するように呼びかけた。

バスの運行会社ヘラドゥーラ・デ・プラタはコメント要請に即座には応じなかった。

現場の画像によると、救急隊員が一帯を封鎖している中で、2階前部が大きく押しつぶされたバスの様子が確認された。

地元当局によると、事故現場は首都メキシコ市の北西約115キロにある町のアトラコムルコと、隣接するミチョアカン州マラバティオを結ぶ高速道路にある踏切。

中南米諸国ではバスの死亡事故が頻発している。メキシコ政府の報告書によると2023年に連邦高速道路で起きた事故は1万2099件で、1億米ドルを超える損害、6400人の負傷者、1900人弱の死者が出た。

ロイター
Copyright (C) 2025 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

三菱電機、制御・運用技術セキュリティの米企業を12

ワールド

ネパール首相が辞任、反汚職デモ隊と警察の衝突続く

ワールド

イスラエル、エレサレム銃撃犯出身地で住宅解体命令 

ビジネス

アングル:石破首相退陣、経済運営に不確実性 重要度
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:世界が尊敬する日本の小説36
特集:世界が尊敬する日本の小説36
2025年9月16日/2025年9月23日号(9/ 9発売)

優れた翻訳を味方に人気と評価が急上昇中。21世紀に起きた世界文学の大変化とは

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?
  • 2
    「4針ですかね、縫いました」日本の若者を食い物にする「豪ワーホリのリアル」...アジア出身者を意図的にターゲットに
  • 3
    エコー写真を見て「医師は困惑していた」...中絶を拒否した母親、医師の予想を超えた出産を語る
  • 4
    石破首相が退陣表明、後継の「ダークホース」は超意…
  • 5
    ドイツAfD候補者6人が急死...州選挙直前の相次ぐ死に…
  • 6
    世論が望まぬ「石破おろし」で盛り上がる自民党...次…
  • 7
    もはやアメリカは「内戦」状態...トランプ政権とデモ…
  • 8
    「ディズニー映画そのまま...」まさかの動物の友情を…
  • 9
    ロシア航空戦力の脆弱性が浮き彫りに...ウクライナ軍…
  • 10
    金価格が過去最高を更新、「異例の急騰」招いた要因…
  • 1
    「4針ですかね、縫いました」日本の若者を食い物にする「豪ワーホリのリアル」...アジア出身者を意図的にターゲットに
  • 2
    「怖すぎる」「速く走って!」夜中に一人ランニングをする女性、異変を感じ、背後に「見えたモノ」にSNS震撼
  • 3
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?
  • 4
    眠らないと脳にゴミがたまる...「脳を守る」3つの習…
  • 5
    【動画あり】9月初旬に複数の小惑星が地球に接近...…
  • 6
    「あのホラー映画が現実に...」カヤック中の男性に接…
  • 7
    「生きられない」と生後数日で手放された2本脚のダ…
  • 8
    50歳を過ぎても運動を続けるためには?...「動ける体…
  • 9
    「よく眠る人が長生き」は本当なのか?...「睡眠障害…
  • 10
    「稼げる」はずの豪ワーホリで搾取される日本人..給…
  • 1
    「4針ですかね、縫いました」日本の若者を食い物にする「豪ワーホリのリアル」...アジア出身者を意図的にターゲットに
  • 2
    「自律神経を強化し、脂肪燃焼を促進する」子供も大人も大好きな5つの食べ物
  • 3
    「まさかの真犯人」にネット爆笑...大家から再三「果物泥棒」と疑われた女性が無実を証明した「証拠映像」が話題に
  • 4
    信じられない...「洗濯物を干しておいて」夫に頼んだ…
  • 5
    「レプトスピラ症」が大規模流行中...ヒトやペットに…
  • 6
    「あなた誰?」保育園から帰ってきた3歳の娘が「別人…
  • 7
    将来ADHDを発症する「幼少期の兆候」が明らかに?...…
  • 8
    プール後の20代女性の素肌に「無数の発疹」...ネット…
  • 9
    「怖すぎる」「速く走って!」夜中に一人ランニング…
  • 10
    「死ぬほど怖い」「気づかず飛び込んでたら...」家の…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中