三菱電機、制御・運用技術セキュリティの米企業を1290億円で買収

9月9日、三菱電機は電力・鉄道などの社会インフラや自動車などの製造業の顧客にOT(制御・運用技術)向けセキュリティーソリューションを提供する米ノゾミ・ネットワークス社を買収・完全子会社化すると発表した。写真は三菱電機のロゴが表示されたスマートフォンのイメージ。3月撮影(2025年 ロイター/Dado Ruvic)
Kentaro Okasaka
[東京 9日 ロイター] - 三菱電機<6503.T>は9日、電力・鉄道などの社会インフラや自動車などの製造業の顧客にOT(制御・運用技術)向けセキュリティソリューションを提供する米ノゾミ・ネットワークス社を買収・完全子会社化すると発表した。未保有株式93%を約8億8300万ドル(約1290億円)で取得する。
同日、合併契約を締結し、年内に手続きが完了する見込み。
武田聡専務執行役は、OTセキュリティ事業とノゾミを同社のデジタル戦略の核と位置付け、三菱電機のOT領域における強みとノゾミが持つ最先端セキュリティ技術の融合により「グローバルナンバーワンのOTセキュリティソリューションプロバイダーを目指す。OTセキュリティ事業は10年で10倍程度の事業規模にしたい」と述べた。
三菱電機は2023年度から専任組織でOTセキュリティ事業を開始。2024年に事業強化のためノゾミと協業契約を締結した。
製造現場や社会インフラの現場機器がネットワークに接続されるようになったことで、サイバー攻撃の対応などOTセキュリティー対策の重要性が増し、市場が拡大している。三菱電機では、2025年に2.9兆円の市場は35年に15.1兆円に拡大するとみている。
ノゾミの買収による事業拡大や収集したデータの利活用・分析により、同社のデジタル基盤「セレンディ」関連事業の2030年度売上高1.1兆円(25年度見込み6800億円)を確実なものとし「その後の飛躍的な成長につなげていく」(武田専務執行役)とした。
同社は25年度からの3年間で1兆円のM&Aを進めるとしていたが、今回の買収はその一環で、買収規模は同社として最大となる。
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