ライフ&ヘルス
ネットで話題

こんな状態で放置するなんて...ペットショップにいた子猫の姿にネット民の憤り噴出

Woman Visits PetSmart, Horrified by What She Sees on Cat for Sale

2025年9月9日(火)21時00分
アリス・コリンズ
助けを必要としている猫はたくさんいる(写真はイメージです) Shaun Meintjes-Unsplash

助けを必要としている猫はたくさんいる(写真はイメージです) Shaun Meintjes-Unsplash

<近所のペット用品店で買い物をしていた女性は、譲渡センターにいた保護猫の姿を見て息をのんだ>

まさかあんな状況を目の当たりにするとは思いもしなかった──カリフォルニア州のデイジー・ナポレスさん(28)は8月19日に同州モデストにあるペットスマートを訪れ、ケージの中で眠る白猫のバディにふと目を留めた。衝撃だったのは、真っ白な毛の上をノミが何匹も這い回る光景だった。

【動画】里親募集の子猫、白い毛の上でうごめいていたのは...

こんなひどい目に遭っているバディの姿は「あまりに悲しかった」とナポレスさんは本誌に語った。助けが必要なのは明らかだった。

ケージに貼られたポスターによると、バディは7月21日にこの店にやって来た。まだ生後数カ月で去勢手術とワクチン接種済み、譲渡費用は130ドル。性格は「とても人懐こくて独立心旺盛」で、「とにかくいい子」と紹介されていた。

「小さなガラスケースの中で不快な思いをしながら寝ている姿に心が痛みました。この子がノミだらけなのは、誰が見ても明らかでした。どうしてこんなことになったのか、なぜ何もしてもらえなかったのか分かりません」とナポレスさんは言う。

ペットスマートの広報は本誌の取材に対し、ペットの安全と健康を「最優先」しているとした上で、店内の譲渡センターは地元の保護団体が運営しており、健康管理もこの団体が担っていると説明した。

バディについてペットスマートは「直ちに保護団体に連絡を取って対応してもらった。バディはすぐに譲渡センターから移されて獣医師の診察を受け、残る動物も全頭の検査を行った。ペットの安全を守るため、譲渡センターは徹底的な清掃と消毒を行った」とコメントしている。

ナポレスさんは、バディを見かけた時点では幼い子供を連れていて、店員はみんな忙しそうだったことから誰にも声をかけなかったという。それでも何とかしなければという思いから、バディの動画をTikTok(@life.ofadaisy)に投稿して「ノミだらけ」の姿を映し出した。動画の再生数は75万以上、「いいね」は5万を超えている。

SDGs
2100年には「寿司」がなくなる?...斎藤佑樹×佐座槙苗と学ぶ「サステナビリティ」 スポーツ界にも危機が迫る!?
あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

米国民の約半数、巨額の貿易赤字を「緊急事態」と認識

ワールド

韓国裁判所、旧統一教会・韓被告の一時釈放認める 健

ビジネス

テスラの中国製EV販売、10月は前年比-9.9% 

ワールド

赤沢経産相、中国に強い懸念と適切な対応要請=ネクス
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:高市早苗研究
特集:高市早苗研究
2025年11月 4日/2025年11月11日号(10/28発売)

課題だらけの日本の政治・経済・外交を初の女性首相はこう変える

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    米沿岸に頻出する「海中UFO」──物理法則で説明がつかない現象を軍も警戒
  • 3
    「あなたが着ている制服を...」 乗客が客室乗務員に「非常識すぎる」要求...CAが取った行動が話題に
  • 4
    9歳女児が行方不明...失踪直前、防犯カメラに映った…
  • 5
    「日本のあの観光地」が世界2位...エクスペディア「…
  • 6
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」は…
  • 7
    虹に「極限まで近づく」とどう見える?...小型機パイ…
  • 8
    【ウクライナ】要衝ポクロウシクの攻防戦が最終局面…
  • 9
    「白人に見えない」と言われ続けた白人女性...外見と…
  • 10
    これをすれば「安定した子供」に育つ?...児童心理学…
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    【クイズ】クマ被害が相次ぐが...「熊害」の正しい読み方は?
  • 3
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」はどこ?
  • 4
    【話題の写真】自宅の天井に突如現れた「奇妙な塊」…
  • 5
    【ウクライナ】要衝ポクロウシクの攻防戦が最終局面…
  • 6
    9歳女児が行方不明...失踪直前、防犯カメラに映った…
  • 7
    【クイズ】1位は「蚊」...世界で「2番目に」人間を殺…
  • 8
    女性の後を毎晩つけてくるストーカー...1週間後、雨…
  • 9
    「日本のあの観光地」が世界2位...エクスペディア「…
  • 10
    だまされやすい詐欺メールTOP3を専門家が解説
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    英国で「パブ離れ」が深刻化、閉店ペースが加速...苦肉の策は「日本では当たり前」の方式だった
  • 3
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」はどこ?
  • 4
    かばんの中身を見れば一発でわかる!「認知症になり…
  • 5
    1000人以上の女性と関係...英アンドルー王子、「称号…
  • 6
    増加する「子どもを外注」する親たち...ネオ・ネグレ…
  • 7
    悲しみで8年間「羽をむしり続けた」オウム...新たな…
  • 8
    【クイズ】クマ被害が相次ぐが...「熊害」の正しい読…
  • 9
    【クイズ】日本でツキノワグマの出没件数が「最も多…
  • 10
    お腹の脂肪を減らす「8つのヒント」とは?...食事以…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中