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日経平均は反発、FRB利下げ観測や米ハイテク株高で

2025年09月04日(木)16時33分

 東京株式市場で日経平均は反発し、前営業日比641円38銭高の4万2580円27銭で取引を終えた。写真は2024年12月、東京証券取引所で撮影(2025年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

[東京 4日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は反発し、前営業日比641円38銭高の4万2580円27銭で取引を終えた。米連邦準備理事会(FRB)の利下げ観測や米ハイテク株高の流れを好感した。自民党総裁選の前倒しの是非が注目される中、個別株の一角で思惑買いの動きもみられた。半導体関連株や電線株が堅調に推移し、個別ではソフトバンクグループが6%超高で日経平均を1銘柄で188円程度押し上げた。

日経平均は1日を通して堅調に推移した。154円高で寄り付いた後、後場で669円高の4万2608円80銭の高値を付けた。時間外取引での米株先物がプラス圏で推移したことや、外為市場でドル高/円安が進行したことも株価を下支えした。

主力株では、ソフトバンクグループが6.4%上昇。「8月に日経平均が最高値更新した際もソフトバンクグループが原動力だった。高値更新に向けた期待が高まっている」(国内証券ストラテジスト)との声もあった。アドバンテスト、フジクラは4─5%高となった

マリン・ストラテジーズの香川睦シニアマーケットアナリストは「良好な外部環境のほか、自民党総裁選の前倒しの判断が決まる8日を前に、変化への期待も支えとなっているようだ」との見方を示した。

そのほか個別では、鹿島、清水建設などの建設業もしっかり。自民党総裁選が意識されているとの見方があった。不適切会計を巡る発表を受けて、ニデックはストップ安売り気配となった。ローム、キーエンスもさえなかった。

TOPIXは1.03%高の3080.17ポイントで取引を終えた。東証プライム市場指数は前営業日比1.03%高の1585.61ポイントだった。プライム市場の売買代金は4兆3217億3500万円だった。

東証33業種では、値上がりは銀行、非鉄金属、保険、情報・通信など29業種、鉱業、ゴム製品など4業種が値下がりした。

新興株式市場は、東証グロース市場250指数が0.29%高の759.64ポイントと、4営業日ぶりに反発した。

東証プライム市場の騰落数は、値上がりが1126銘柄(69%)、値下がりは437銘柄(26%)、変わらずは56銘柄(3%)だった。

終値 前日比 寄り付き    安値/高値  

日経平均 42580.27 +641.38 42093.70 42,066.59─42,608.80

TOPIX 3080.17 +31.28 3057.60 3,055.64─3,081.58

プライム市場指数 1585.61 +16.13 1573.10 1,573.10─1,586.23

スタンダード市場指数 1487.47 +4.44 1483.61 1,482.06─1,487.62

グロース市場指数 993.05 +2.40 991.91 987.47─995.58

グロース250指数 759.64 +2.16 758.12 754.61─761.40

東証出来高(万株) 187689 東証売買代金(億円) 43217.35

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