独首相、ウクライナ戦闘の停戦協議開催地にジュネーブを提案へ

ドイツのメルツ首相(写真)は2日の記者会見で、ウクライナに安全保障上の支援提供を表明している約30カ国の首脳による今月4日の会合で、戦闘を繰り広げているウクライナとロシアの停戦協議の開催地としてスイスのジュネーブを提案することを明らかにした。写真はベルリンで撮影(2025年 ロイター/Liesa Johannssen)
[ベルリン 2日 ロイター] - ドイツのメルツ首相は2日の記者会見で、ウクライナに安全保障上の支援提供を表明している約30カ国の首脳による今月4日の会合で、戦闘を繰り広げているウクライナとロシアの停戦協議の開催地としてスイスのジュネーブを提案することを明らかにした。
スイスのケラーズッター大統領が同席した記者会見で、メルツ氏は「ジュネーブは停戦合意の適切な開催地となる」とした上で、「明後日(4日)に、いわゆる『有志連合』に対して(ジュネーブへの)招待状を送るように改めて提案する」と語った。
フランスと英国が主導する「有志連合」は数カ月間にわたって協議を重ねており、最終的な停戦後にロシアがウクライナを再び攻撃するのを防ぐため、各国が軍事面でどのような貢献ができるかについての計画を策定しようとしている。
4日の会合はフランスが主催し、主にオンライン形式で行われる。ロシアとの和平合意が成立後のウクライナに対する安全保障支援の取り組みを議論するとともに、ウクライナの同盟国が和平交渉の意思を示していないとみなしているロシアの姿勢を非難する声明を出す見通しだ。