イラン、単独軍事演習開始 イスラエルとの戦争後初

[ドバイ ２１日 ロイター] - イランは２１日、今年６月のイスラエルとの戦争後で初となる単独軍事演習を開始した。国営メディアが報じた。国力を改めて誇示する狙いがあるとみられる。

演習名は「持続可能な力１４０４」。イラン正規軍の海軍部隊がインド洋の公海上の標的にミサイルやドローンを発射した。

国営テレビは「今回の演習の約１カ月前には、イラン北部海域（カスピ海）でイランとロシアの共同演習『カサレックス２０２５』が行われた」とし「『持続可能な力』演習はイラン南部海域で行われている」と伝えた。

イスラエルは６月、１２日間にわたってイランを空爆。米国も短期間、空爆に参加した。空爆により、イランの重要な核施設が損傷し、軍司令官や核科学者が殺害された。

イラン国防省は２１日、「敵による新たな冒険には、手痛いしっぺ返しが待っているだろう」と表明した。

トランプ米大統領は、イランがウラン濃縮施設などの核施設を再稼働すれば、再び攻撃すると警告している。