中国、外交部門トップに続き女性幹部も拘束=関係筋

8月15日、中国共産党・中央対外連絡部の劉建超部長が事情聴取のため当局に拘束されたのに続いて、シンガポール大使を務めた上級外交官の孫海燕氏も8月上旬に拘束されたことが関係者の話で明らかになった。写真は中国国旗と太陽。北京で3月撮影(2025年 ロイター/Tingshu Wang)
[北京 15日 ロイター] - 中国共産党・中央対外連絡部の劉建超部長が事情聴取のため当局に拘束されたのに続いて、シンガポール大使を務めた上級外交官の孫海燕氏も8月上旬に拘束されたことが関係者の話で明らかになった。
孫氏は中央対外連絡部の副部長を務めた初の女性で、関係筋は劉氏への調査に関連して拘束されたと指摘している。両氏が調査を受けている理由は不明という。
劉氏は海外出張後に拘束され、8月上旬に自宅の捜索を受けた。
ロイターは劉、孫両氏が現在も拘束されているかどうかを確認できていない。両氏のプロフィールは現在も中央対外連絡部のウェブサイトに掲載されている。
孫氏が最後に公の場に姿を見せたのは、8月1日に北京のネパール大使館が主催したレセプションに出席した時だった。
孫氏は53歳で2022年5月から23年7月までシンガポールに駐在した。北京大学出身で九州大学でも学んだ。1997年に対外連絡部に入った。