パナマ運河庁、競争入札視野に企業と協議へ 2港増設巡り

中米パナマ運河庁が、同運河に増設予定の2港について、建設・運営権を巡る競争入札を来年1─3月にも実施することを視野に、関連企業との協議を近日中に開始することが分かった。写真は同運河のバルボア港。2月撮影(2025年 ロイター/Enea Lebrun)
[パナマ市 14日 ロイター] - 中米パナマ運河庁が、同運河に増設予定の2港について、建設・運営権を巡る競争入札を来年1─3月にも実施することを視野に、関連企業との協議を近日中に開始することが分かった。関係者が14日、明らかにした。
バスケス運河庁長官は同日、「港湾施設やコンテナターミナルの需要は非常に大きい」と述べたが、それ以上の詳細については明らかにしなかった。
同庁幹部は以前、港湾インフラの更新と拡張を見据え、26年から5年間で約85億ドルの投資を計画中だと述べていた。
関係者によれば、同庁は運河区域内に液化石油ガス(LPG)のパイプラインを建設する計画に関する入札の準備も進めており、26年にも入札開始の可能性があるという。