日本、短期財政再建計画必要 刺激策は的絞ったものに=IMF

国際通貨基金(IMF)のコザック報道官は24日、日本の次期政権は短期的な財政再建計画を明確に示す必要があるとの見方を示した。2024年11月撮影(2025年 ロイター/Benoit Tessier)
[ワシントン 24日 ロイター] - 国際通貨基金(IMF)のコザック報道官は24日、日本の次期政権は短期的な財政再建計画を明確に示す必要があるとの見方を示した。また、経済ショックに対する財政刺激策は一時的なものとし、最も脆弱な世帯や企業に的を絞ったものにすべきだと述べた。
コザック氏は、IMFは依然として日本の財政余地は限定的だと見ていると言及。「日本は依然として高水準の公的債務を抱えている」ことから、利払いの増加や高齢化に伴う関連支出の圧力を相殺する明確な財政健全化計画を策定することを日本に提言すると述べた。
20日投開票の参議院選挙で自民・公明連立与党の議席が過半数を割り込んだことを受け、IMFの日本に対する提言を巡る質問に答えた。