ロシア、ウクライナ和平協議に「奇跡期待せず」=大統領府

ロシア大統領府のペスコフ報道官は22日、ウクライナとの間で提案されている第3回直接和平協議について、「奇跡的な進展を期待する根拠はない」とし、和平合意に向けた具体的な日程への言及を避けた。モスクワで6月代表撮影(2025年 ロイター)
[モスクワ 22日 ロイター] - ロシア大統領府のペスコフ報道官は22日、ウクライナとの間で提案されている第3回直接和平協議について、「奇跡的な進展を期待する根拠はない」とし、和平合意に向けた具体的な日程への言及を避けた。
ウクライナのゼレンスキー大統領は19日、ロシアに対し新たな和平協議を開催することを提案したと明らかにした。
ペスコフ報道官は記者団に「奇跡のカテゴリーに属するような突破口を期待する理由はない。現状ではほぼ不可能だろう」とし「われわれは自らの利益を追求し、当初から設定していた任務を遂行するつもりだ」と述べた。
和平合意の具体的な時期について問われると、ペスコフ氏は時期の目安は示せないと発言。「何らかのトップレベルの会談の可能性について話せるようになるまでには、多くの作業が必要だ」と述べた。