米との貿易交渉、8月1日までの暫定合意は望み薄=インド政府筋

インドと米国の貿易交渉は主要な農産物や乳製品の関税引き下げを巡って行き詰まったままとなっており、8月1日の期限までに暫定的な貿易協定が結ばれる見込みは薄い。インド政府筋2人が明らかにした。グジャラート州ムンドラ港で2014年4月撮影(2025年 ロイター/Amit Dave)
Manoj Kumar
[ニューデリー 22日 ロイター] - インドと米国の貿易交渉は主要な農産物や乳製品の関税引き下げを巡って行き詰まったままとなっており、8月1日の期限までに暫定的な貿易協定が結ばれる見込みは薄い。インド政府筋2人が明らかにした。
トランプ米大統領は4月、インドからの輸入品に26%の関税を課すと脅したが、協議のために関税の発動を一時停止。8月1日が期限となっているが、他の20カ国以上とは異なり、インドはまだ正式な関税通知書を受け取っていない。
アグラワル首席交渉官らは5回目の協議を終えてワシントンから帰国した。
同筋の1人は「オンラインでの話し合いは続いているが、8月1日より前の暫定合意は難しそうだ」と語り、交渉継続のため米国の代表団が近くニューデリーを訪問する予定だと付け加えた。