クオモ氏がNY市長選に無所属で出馬へ、民主党予備選敗退でも撤退せず

前米ニューヨーク州知事のクオモ氏(写真)は14日、11月のニューヨーク市長選に無所属で出馬すると表明した。同氏は、民主党候補を決める予備選で民主社会主義者を自称するゾーラン・マムダニ氏に敗北していた。写真はニューヨーク市で6月撮影(2025年 ロイター/Kylie Cooper)
[ニューヨーク 14日 ロイター] - 前米ニューヨーク州知事のクオモ氏は14日、11月のニューヨーク市長選に無所属で出馬すると表明した。同氏は、民主党候補を決める予備選で民主社会主義者を自称するゾーラン・マムダニ氏に敗北していた。
11月の本選挙では、現職のエリック・アダムズ市長、マムダニ氏、クオモ氏、共和党候補で防犯活動NPO「ガーディアン・エンジェルス」の創設者のカーティス・スリワ氏が戦う。
クオモ氏は「この街を救う戦いはまだ終わっていない。私は勝つために出馬する」とX(旧ツイッター)に投稿した。
クオモ氏は中道派の民主党員として10年間州知事を務め、2021年に性的虐待疑惑が原因で辞任した。
ウガンダ生まれで33歳、インド系イスラム教徒のマムダニ氏は、マムダニ氏は選挙運動を開始した時にほとんど知られていなかったニューヨーク州議員だったが、クオモ氏に対して予想外の勝利を手にした。
クオモ氏はXで「マムダニ氏は口先だけのスローガンを掲げているが、現実的な解決策は何も示していない」と語った。
マムダニ氏はクオモ氏の動画が公開された数分後、自身の選挙資金寄付のページのリンクを投稿した。その投稿は1時間以内に2万6000件以上の「いいね」を獲得しクオモ氏の動画の約800件を上回った。