ニュース速報
ワールド

米政府、大規模人員削減加速へ 最高裁の判断受け=関係筋

2025年07月11日(金)19時04分

7月11日、 米最高裁が連邦職員の大幅な削減を認めたことを受け、ホワイトハウスは連邦政府の各機関が策定した人員削減計画を精査している。ホワイトハウス前で2019年11月撮影(2025年 ロイター/Yara Nardi)

[ワシントン 11日 ロイター] - 米最高裁が連邦職員の大幅な削減を認めたことを受け、ホワイトハウスは連邦政府の各機関が策定した人員削減計画を精査している。複数のホワイトハウス高官が明らかにした。

ある高官によると、ホワイトハウス法律顧問局と人事管理局(OPM)が各連邦政府機関と連携し、人員削減計画が法に適合しているかどうか確認している。これにはレイオフの実施方法や各機関が維持すべき最低人員数など、議会が定めた要件を満たすことも含まれる。

同高官はレイオフ開始の具体的な時期については言及しなかったが、計画は迅速に進められると述べた。「目標は連邦政府の規模を効率化することだ」と述べ、人員削減は「喫緊の優先事項」だと強調した。

米連邦最高裁は8日、連邦職員の大規模削減と複数の政府機関の大幅縮小を進めるトランプ政権の政策を容認する見解を示した。

専門家によると、政権が基本的な法的基準を満たしたとしても、各機関は適正手続きや公務員保護、労働組合の権利、公共サービスへのアクセスなどに関する訴訟に直面する可能性がある。

別のホワイトハウス高官は訴訟が想定内だと語った。「数日中にさまざまな計画が発表されるだろう。法的な問題はクリアしているが、それでも訴訟が起こされるだろう」と述べた。

ロイター
Copyright (C) 2025 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

米中外相が初会談、「相違点の管理」で合意 首脳会談

ビジネス

ビットコイン連日最高値、関連株も高い 米下院は来週

ワールド

EU、ガザ対応巡りイスラエルへの圧力強化検討

ワールド

米国務省、1350人超の職員解雇開始 トランプ氏の
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:大森元貴「言葉の力」
特集:大森元貴「言葉の力」
2025年7月15日号(7/ 8発売)

時代を映すアーティスト・大森元貴の「言葉の力」の源泉にロングインタビューで迫る

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    完璧な「節約ディズニーランド」...3歳の娘の夢を「裏庭」で叶えた両親、「圧巻の出来栄え」にSNSでは称賛の声
  • 2
    シャーロット王女の「ロイヤル・ボス」ぶりが話題に...「曾祖母エリザベス女王の生き写し」
  • 3
    トランプはプーチンを見限った?――ウクライナに一転パトリオット供与継続の深層
  • 4
    アメリカを「好きな国・嫌いな国」ランキング...日本…
  • 5
    「弟ができた!」ゴールデンレトリバーの初対面に、…
  • 6
    セーターから自動車まで「すべての業界」に影響? 日…
  • 7
    【クイズ】日本から密輸?...鎮痛剤「フェンタニル」…
  • 8
    『イカゲーム』の次はコレ...「デスゲーム」好き必見…
  • 9
    英郵便局、富士通「ホライズン」欠陥で起きた大量冤…
  • 10
    アメリカの保守派はどうして温暖化理論を信じないの…
  • 1
    「弟ができた!」ゴールデンレトリバーの初対面に、ネットが感動の渦
  • 2
    日本企業の「夢の電池」技術を中国スパイが流出...APB「乗っ取り」騒動、日本に欠けていたものは?
  • 3
    ディズニー・クルーズラインで「子供が海に転落」...父親も飛び込み大惨事に、一体何が起きたのか?
  • 4
    シャーロット王女の「ロイヤル・ボス」ぶりが話題に..…
  • 5
    「本物の強さは、股関節と脚に宿る」...伝説の「元囚…
  • 6
    「飛行機内が臭い...」 原因はまさかの「座席の下」…
  • 7
    アリ駆除用の「毒餌」に、アリが意外な方法で「反抗…
  • 8
    孫正義「最後の賭け」──5000億ドルAI投資に託す復活…
  • 9
    後ろの川に...婚約成立シーンを記録したカップルの幸…
  • 10
    「やらかした顔」がすべてを物語る...反省中のワンコ…
  • 1
    「コーヒーを吹き出すかと...」ディズニーランドの朝食が「高額すぎる」とSNSで大炎上、その「衝撃の値段」とは?
  • 2
    「あまりに愚か...」国立公園で注意を無視して「予測不能な大型動物」に近づく幼児連れ 「ショッキング」と映像が話題に
  • 3
    10歳少女がサメに襲われ、手をほぼ食いちぎられる事故...「緊迫の救護シーン」を警官が記録
  • 4
    JA・卸売業者が黒幕説は「完全な誤解」...進次郎の「…
  • 5
    ディズニー・クルーズラインで「子供が海に転落」...…
  • 6
    気温40℃、空港の「暑さ」も原因に?...元パイロット…
  • 7
    燃え盛るロシアの「黒海艦隊」...ウクライナの攻撃で…
  • 8
    「小麦はもう利益を生まない」アメリカで農家が次々…
  • 9
    イランを奇襲した米B2ステルス機の謎...搭乗した専門…
  • 10
    「うちの赤ちゃんは一人じゃない」母親がカメラ越し…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中