豪中銀、米関税動向を注視 世界経済に大きな不確実性＝副総裁

　オーストラリア準備銀行（中央銀行）のハウザー副総裁は９日、米国の関税を巡る動向を非常に注視していると述べ、世界経済には極めて大きな不確実性があると指摘した。写真はシドニー中心部で２０１７年２月撮影（２０２５年　ロイター／Steven Saphore）

［シドニー　９日　ロイター］ - オーストラリア準備銀行（中央銀行）のハウザー副総裁は９日、米国の関税を巡る動向を非常に注視していると述べ、世界経済には極めて大きな不確実性があると指摘した。

豪中銀は８日、市場の利下げ予想に反し、政策金利を３．８５％に据え置くと発表した。

ハウザー氏はシドニーで開かれたイベントで、オーストラリアへの関税の影響はまだ初期段階にあるとし、米欧とは対照的に企業や家計のセンチメントは大幅に悪化していないと述べた。