米イスラエル首脳、ガザ停戦巡り再会談 ハマスとの相違縮まると特使

7月8日、トランプ米大統領は、訪米中のイスラエルのネタニヤフ首相と前日に続き会談を行い、パレスチナ自治区ガザの問題について協議した。写真はワシントンのホワイトハウスで会談する両首脳。4月撮影(2025年 ロイター/Kevin Mohatt)
Andrea Shalal Patricia Zengerle
[ワシントン 8日 ロイター] - トランプ米大統領は8日、訪米中のイスラエルのネタニヤフ首相と前日に続き会談を行い、パレスチナ自治区ガザの問題について協議した。トランプ政権のウィットコフ中東担当特使によると、イスラエルとイスラム組織ハマスはガザ停戦案を巡り意見の相違を解消しつつあるという。
会談はホワイトハウスで1時間余り行われた。ネタニヤフ氏はこの日、バンス副大統領と会談したほか、9日には連邦議会で上院指導部と面会する予定。
共和党のジョンソン下院議長との会談後、ネタニヤフ氏はガザ情勢を巡る交渉団が停戦に向けて「確実に取り組んでいる」とし、「ガザでの任務を完了させ、人質全員を解放し、ハマスの軍事力と統治能力を排除し、破壊する必要がある」と語った。
一方、ウィットコフ特使は、イスラエルとハマスの合意を妨げている問題は四つから一つに減ったと明かし、「今週末までに60日間の停戦合意が得られることを期待している」と述べた。
また、アクシオスの報道によると、イスラエルとハマスとの間接協議を仲介するカタールの代表団がホワイトハウス高官と数時間会談したという。ホワイトハウスは、この報道についてコメントしていない。