米民主上院トップ、気象局の調査要請 人員減が洪水対応に影響か

7月7日、米上院民主党トップのシューマー院内総務(写真)はテキサス州で発生した洪水への対応を巡り、国立気象局(NWS)の人員削減が影響したかどうかを調査するよう要請した。写真は1日、ワシントンで撮影(2025年 ロイター/Annabelle Gordon)
Courtney Rozen
[ワシントン 7日 ロイター] - 米上院民主党トップのシューマー院内総務は7日、テキサス州で発生した洪水への対応を巡り、国立気象局(NWS)の人員削減が影響したかどうかを調査するよう要請した。
ホワイトハウスのレビット報道官は7日、テキサス州で4日発生した洪水の死者が91人に達したと発表した。地元当局によると、サマーキャンプに参加していた少女10人と指導員1人が依然行方不明という。
シューマー氏は、商務省の監察官代理に対し、NWSサンアントニオ支局の欠員が洪水予測の「遅れ、ギャップ、正確性の低下」につながったかどうかを調査するよう求めた。
トランプ政権のコスト削減策を担う政府効率化省(DOGE)は、NWSの数百人の職員に早期退職を勧告するなど、人員削減を進めてきた。
テキサス州当局はNWSの洪水対応を批判。差し迫った危険について警告することができなかったなどと主張している。