ニュース速報
ワールド

トランプ氏、「大統領はとても危険な職業」と吐露

2025年06月30日(月)08時54分

トランプ米大統領は6月27日、自らの政策目標を推進する上で広範な権限を認めた裁判所の判決を褒めたたえて、自らの生命に対する脅威について考えを述べた。同日、ホワイトハウスで撮影(2025年 ロイター/Ken Cedeno)

[ワシントン 27日 ロイター] - トランプ米大統領は27日、自らの政策目標を推進する上で広範な権限を認めた裁判所の判決を褒めたたえて、自らの生命に対する脅威について考えを述べた。

米連邦最高裁の判決が、トランプ氏の政策を全国的に差し止めていた連邦地裁の命令を制限し、トランプ氏に大きな勝利をもたらしたのを受けて、トランプ氏はホワイトハウスの臨時の記者会見で語った。

トランプ氏は2024年7年13日にペンシルベニア州で開いていた選挙集会中に自らの耳をかすめた銃弾の記憶が時々よみがえると話した。

トランプ氏は「たまにずきずきするような感覚がある。それでもね、いいよ。これは危険な仕事だから」と述べた。

トランプ氏は「レーサーを例にすれば0.1%が死亡する。ブルライダーも0.1%。それほど多くないが人が死亡する。これが大統領だと約5%だ。誰かがそうだと教えてくれていたら立候補しなかったかもしれない。大統領はとても危険な職業だ」と話した。

米国の歴代の大統領45人のうち4人が暗殺された。さらに他にも複数の大統領や候補者が銃撃を受けた。

トランプ氏に対する脅威もいくつか存在する。捜査当局の関係者によると、トランプ氏は24年9月15日、フロリダ州ウェストパームビーチのゴルフ場でプレー中だった際に暗殺未遂事件が発生したが無事だった。容疑者の男は5件の連邦罪で起訴され、無罪を主張している。

24年7月の選挙集会の銃撃事件は容疑者がシークレットサービスに射殺された。参加者の1人が死亡し2人が負傷した。

米政府はまた、イランの精鋭部隊「イスラム革命防衛隊」がある時期にトランプ氏の暗殺を試みたと発表した。先週末、米軍が核施設を爆撃したイランはこの主張を否定している。

ロイター
Copyright (C) 2025 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

インドの対米通商交渉、農業は「譲れない一線」=財務

ビジネス

飲食料品の値上げ、7月は2105品目で前年比5倍=

ワールド

米上院、税制・歳出法案の審議進める 30日に修正案

ワールド

戦争終結に向けた協議のペースは米とウクライナ次第=
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:世界が尊敬する日本のCEO
特集:世界が尊敬する日本のCEO
2025年7月 1日号(6/24発売)

不屈のIT投資家、観光ニッポンの牽引役、アパレルの覇者......その哲学と発想と行動力で輝く日本の経営者たち

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    燃え盛るロシアの「黒海艦隊」...ウクライナの攻撃で大爆発「沈みゆく姿」を捉えた映像が話題に
  • 2
    ワニに襲われた男性の「最期の姿」...捜索隊が捉えた発見の瞬間とは
  • 3
    仕事ができる人の話の聞き方。3位は「メモをとる」。2位は「身を乗り出す」。では、1位は?
  • 4
    メーガン妃への「悪意ある中傷」を今すぐにやめなく…
  • 5
    突然ワニに襲われ、水中へ...男性が突いた「ワニの急…
  • 6
    普通に頼んだのに...マクドナルドから渡された「とん…
  • 7
    砂浜で見かけても、絶対に触らないで! 覚えておくべ…
  • 8
    自撮り動画を見て、体の一部に「不自然な変形」を発…
  • 9
    突出した知的能力や創造性を持つ「ギフテッド」を埋…
  • 10
    イランを奇襲した米B2ステルス機の謎...搭乗した専門…
  • 1
    「コーヒーを吹き出すかと...」ディズニーランドの朝食が「高額すぎる」とSNSで大炎上、その「衝撃の値段」とは?
  • 2
    「小麦はもう利益を生まない」アメリカで農家が次々と撤退へ
  • 3
    燃え盛るロシアの「黒海艦隊」...ウクライナの攻撃で大爆発「沈みゆく姿」を捉えた映像が話題に
  • 4
    イランを奇襲した米B2ステルス機の謎...搭乗した専門…
  • 5
    定年後に「やらなくていいこと」5選──お金・人間関係…
  • 6
    夜道を「ニワトリが歩いている?」近付いて撮影して…
  • 7
    突然ワニに襲われ、水中へ...男性が突いた「ワニの急…
  • 8
    サブリナ・カーペンター、扇情的な衣装で「男性に奉…
  • 9
    飛行機内で「最悪の行為」をしている女性客...「あり…
  • 10
    仕事ができる人の話の聞き方。3位は「メモをとる」。…
  • 1
    日本の「プラごみ」で揚げる豆腐が、重大な健康被害と環境汚染を引き起こしている
  • 2
    「コーヒーを吹き出すかと...」ディズニーランドの朝食が「高額すぎる」とSNSで大炎上、その「衝撃の値段」とは?
  • 3
    「あまりに愚か...」国立公園で注意を無視して「予測不能な大型動物」に近づく幼児連れ 「ショッキング」と映像が話題に
  • 4
    一瞬にして村全体が消えた...スイスのビルヒ氷河崩壊…
  • 5
    妊娠8カ月の女性を襲ったワニ...妊婦が消えた川辺の…
  • 6
    庭にクマ出没、固唾を呑んで見守る家主、そして次の…
  • 7
    10歳少女がサメに襲われ、手をほぼ食いちぎられる事…
  • 8
    JA・卸売業者が黒幕説は「完全な誤解」...進次郎の「…
  • 9
    「ママ...!」2カ月ぶりの再会に駆け寄る13歳ラブラ…
  • 10
    気温40℃、空港の「暑さ」も原因に?...元パイロット…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中