<そもそも軍事大国ではないため「影響力なし」だが...>

オランダ・ハーグで6月24~25日に行われたNATO首脳会議で、アメリカの求めに応じて加盟各国が国防費をGDPの5%にまで引き上げることに合意した。

しかし、これに反旗を翻した国がある。スペインだ。

首脳会議に先立ち、スペインのサンチェス首相は国防費を5%に引き上げる予定はないと発表。

首脳会議で、加盟各国は2035年までにGDPの3.5%を軍事、1.5%をサイバーやインフラなどの防衛関連分野に支出する目標を承認したが、スペインだけは、加盟各国の目標は国防費をGDPの3.5%に引き上げることなく達成できると改めて主張した。

スペインは昨年時点で加盟各国に課せられた2%の基準すら満たしていない。欧州の軍事大国とは見なされていないため、目標達成を免除されても大した影響はないが、アメリカへの体裁上は「NATOの結束」が重要だ。

トランプ米大統領はスペインを猛批判し、貿易交渉で2倍のコストを課すと息巻いている。

「脱・石油由来」のフロンティア、ソーダストリームが挑む国内循環
「脱・石油由来」のフロンティア、ソーダストリームが挑む国内循環
【関連記事】
ニューズウィーク日本版 日本の高齢者施設ランキング
2026年8月4日号(7月28日発売)は「日本の高齢者施設ランキング」特集。

民間介護施設250/療養型病院200/リハビリテーション病院300――世界視点で評価された日本の施設を一挙紹介。[PLUS]和田秀樹:失敗しない施設選び/いとうまい子:介護と健康寿命と研究と

※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら
※画像をクリックするとアマゾンに飛びます