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トランプ氏、オバマケア巡り保険会社批判 個人への直接補助を提唱

2025年12月09日(火)08時30分

写真はトランプ米大統領。12月8日、ワシントンのホワイトハウスで撮影。REUTERS/Jonathan Ernst

[ワシントン 8日 ロイター] - トランプ米大統領は8日、野党民主党が医療保険制度改革法(オバマケア)の補助金の3年延長を求める中、保険会社を批判し、資金は保険会社ではなく個人に直接提供されるべきだという見解を示した。

上院民主党は補助金延長について今週採決する準備を進めているが、共和党の支持が不十分なため法案が可決される可能性は低い。

補助金は今年末で期限切れとなり、この制度に依存している最大2400万人に影響を与える可能性がある。

共和党は先月、政府閉鎖終結に向けた合意に基づき、民主党に補助金に関する採決を約束した。しかし、ビル・カシディ上院議員をはじめとする共和党の有力議員らは補助金の延長ではなく、医療貯蓄口座に資金を振り向けることに焦点を当てた代替案を推進している。

上院厚生・教育・労働・年金委員会の委員長を務める医師であるカシディ氏はこのアプローチによって患者が医療支出をよりコントロールできるようになると主張する。

ただ、この提案は高所得者に不釣り合いな恩恵を与える一方で、低所得者層には短期保険や自己負担額の大きい保険への移行を強いることになるとの批判もある。

ロイター
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