ニュース速報
ワールド

アダムズNY市長、無所属で再選目指し選挙運動開始

2025年06月27日(金)09時52分

ニューヨーク市のアダムズ市長は、今週初めに民主社会主義者を自称するゾーラン・マムダニ・ニューヨーク州議員が同市長選の民主党予備選で予想外の勝利を収めたのに続いて、6月26日に再選に向けた選挙運動を開始した。ニューヨークで撮影(2025年 ロイター/Kylie Cooper)

[26日 ロイター] - ニューヨーク市のアダムズ市長は、今週初めに民主社会主義者を自称するゾーラン・マムダニ・ニューヨーク州議員が同市長選の民主党予備選で予想外の勝利を収めたのに続いて、26日に再選に向けた選挙運動を開始した。

アダムズ市長は市庁舎で開かれた集会で、マムダニ氏の名前を出さなかったが、彼の政治的立場や背景にそれとなく触れた。

アダムズ市長は「この選挙は労働者階級出身の候補者と裕福な家庭に育った候補者のどちらかを選ぶことになる」と語った。「犯罪を減らし、史上最も多くの雇用を創出し、数十年ぶりに数多くの住宅を建設した人物と、法案を1本も通していない州議会議員のどちらかの選択だ」という。

アダムズ氏は2021年の初当選時、民主党から出馬し当選したが汚職事件で起訴された後、トランプ米政権の司法省が起訴を取り下げたため人気が急落した。アダムズ氏は4月、マムダニ氏やニューヨーク州のアンドリュー・クオモ前知事が立候補した同市長選の民主党予備選を避け、無所属で再選を目指すと発表した。

マムダニ氏の予備選勝利と本選で勝利する可能性を巡って、進歩派は前向きで経済問題に焦点を当てた選挙運動だとして歓迎する一方、保守派や一部のビジネス界は民主的社会主義的な政策を批判している。

ニューヨーク市出身のトランプ大統領は25日、マムダニ氏が「完全な共産主義者という愚か者だ」と交流サイト(SNS)に投稿した。

ロイター
Copyright (C) 2025 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

需要増加でも価格は下落、リチウム業界の「パラドック

ビジネス

台湾、中国産ビール・鉄鋼に反ダンピング関税 4カ月

ビジネス

小米の新型電動SUV「YU7」に注文殺到、株価は最

ビジネス

孫SBG会長「10年後にASIで世界一」、オープン
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:世界が尊敬する日本のCEO
特集:世界が尊敬する日本のCEO
2025年7月 1日号(6/24発売)

不屈のIT投資家、観光ニッポンの牽引役、アパレルの覇者......その哲学と発想と行動力で輝く日本の経営者たち

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    イランを奇襲した米B2ステルス機の謎...搭乗した専門家が語る戦略爆撃機の「内側」と「実力」
  • 2
    サブリナ・カーペンター、扇情的な衣装で「男性に奉仕する」ポーズ...アルバム写真に「女性蔑視」批判
  • 3
    韓国が「養子輸出大国だった」という不都合すぎる事実...ただの迷子ですら勝手に海外の養子に
  • 4
    定年後に「やらなくていいこと」5選──お金・人間関係…
  • 5
    【クイズ】北大で国内初確認か...世界で最も危険な植…
  • 6
    「小麦はもう利益を生まない」アメリカで農家が次々…
  • 7
    「コーヒーを吹き出すかと...」ディズニーランドの朝…
  • 8
    伊藤博文を暗殺した安重根が主人公の『ハルビン』は…
  • 9
    富裕層が「流出する国」、中国を抜いた1位は...「金…
  • 10
    単なる「スシ・ビール」を超えた...「賛否分かれる」…
  • 1
    「コーヒーを吹き出すかと...」ディズニーランドの朝食が「高額すぎる」とSNSで大炎上、その「衝撃の値段」とは?
  • 2
    「あまりに愚か...」国立公園で注意を無視して「予測不能な大型動物」に近づく幼児連れ 「ショッキング」と映像が話題に
  • 3
    妊娠8カ月の女性を襲ったワニ...妊婦が消えた川辺の「緊迫映像」
  • 4
    JA・卸売業者が黒幕説は「完全な誤解」...進次郎の「…
  • 5
    10歳少女がサメに襲われ、手をほぼ食いちぎられる事…
  • 6
    「小麦はもう利益を生まない」アメリカで農家が次々…
  • 7
    定年後に「やらなくていいこと」5選──お金・人間関係…
  • 8
    飛行機内で「最悪の行為」をしている女性客...「あり…
  • 9
    イランを奇襲した米B2ステルス機の謎...搭乗した専門…
  • 10
    サブリナ・カーペンター、扇情的な衣装で「男性に奉…
  • 1
    日本の「プラごみ」で揚げる豆腐が、重大な健康被害と環境汚染を引き起こしている
  • 2
    「コーヒーを吹き出すかと...」ディズニーランドの朝食が「高額すぎる」とSNSで大炎上、その「衝撃の値段」とは?
  • 3
    一瞬にして村全体が消えた...スイスのビルヒ氷河崩壊の瞬間を捉えた「恐怖の映像」に広がる波紋
  • 4
    「あまりに愚か...」国立公園で注意を無視して「予測…
  • 5
    妊娠8カ月の女性を襲ったワニ...妊婦が消えた川辺の…
  • 6
    庭にクマ出没、固唾を呑んで見守る家主、そして次の…
  • 7
    大爆発で一瞬にして建物が粉々に...ウクライナ軍「Mi…
  • 8
    10歳少女がサメに襲われ、手をほぼ食いちぎられる事…
  • 9
    「ママ...!」2カ月ぶりの再会に駆け寄る13歳ラブラ…
  • 10
    JA・卸売業者が黒幕説は「完全な誤解」...進次郎の「…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中