フィリピン、25年の成長率目標を5.5─6.5％へ下方修正

６月２６日、フィリピンのパンガンダマン予算管理相は記者会見で、今年の政府の経済成長目標を６．０─８．０％から５．５─６．５％へ下方修正したと発表した。マニラで２０２３年７月撮影（２０２５年　ロイター/Eloisa Lopez）

[マニラ ２６日 ロイター] -  フィリピンのパンガンダマン予算管理相は２６日の記者会見で、今年の政府の経済成長目標を６．０─８．０％から５．５─６．５％へ下方修正したと発表した。

２０２６─２８年の成長目標についても、６．０─７．０％とし、従来の６．０─８．０％から予想の上限を引き下げたと明らかにした。

今年のインフレ予想は２─４％から２─３％に引き下げ、２６─２８年の見通しは２─４％で据え置いた。

２５年第１・四半期の国内総生産（ＧＤＰ）は前年同期比５．４％増加した。１─５月のインフレ率は平均１．９％で、中央銀行が目標とする２─４％を下回っている。