トランプ氏、イスラエル首相の裁判中止を主張 「魔女狩り」

トランプ米大統領(右)は6月25日、イスラエルのネタニヤフ首相(左)の裁判は中止されるべきとの見方を示した。4月7日、ホワイトハウスで撮影(2025年 ロイター/Kevin Mohatt)
[ワシントン 25日 ロイター] - トランプ米大統領は25日、収賄罪などで起訴されたイスラエルのネタニヤフ首相の裁判を巡り、恩赦を与えるか公判を中止すべきだと交流サイト(SNS)に投稿した。
ネタニヤフ氏は収賄、詐欺、背任の罪で2019年に現職首相として初めて起訴され、20年に初公判が開かれた。同氏は無罪を主張している。
トランプ氏は自身の「トゥルース・ソーシャル」に「これほど多くをささげてきた人に対するこのような魔女狩りは、私には考えられない」と投稿し、「ネタニヤフ氏の裁判は直ちに中止されるか、(イスラエル)国家のために多大な貢献をした偉大な英雄に恩赦が与えられるべきだ」と主張した。
イスラエルメディアによると、ネタニヤフ氏に対する反対尋問が今月3日にテルアビブの法廷で始まったが、終了までに約1年かかるとみられている。
ヘルツォグ大統領はネタニヤフ氏を恩赦する権限を持っているが、大統領は今のところ恩赦を検討していないという。