タイ輸出、5月は前年比＋18.4％ 関税交渉期限にらみ急増

　６月１８日、タイ商務省が発表した５月の輸出（通関ベース）は前年同月比１８．４％増と、ロイターがまとめた予想の６．７％増を上回った。写真は４月、バンコク港でドローン撮影（２０２５年　ロイター/Athit Perawongmetha）

[バンコク １８日 ロイター] - タイ商務省が１８日発表した５月の輸出（通関ベース）は前年同月比１８．４％増と、ロイターがまとめた予想の６．７％増を上回った。４月は１０．２％増だった。

１─５月の輸出は前年同期比１４．９％増加した。

同省は、経済の原動力である輸出の急増は米関税の一時停止が７月初めに期限切れになるのを前に出荷が加速したことが要因だと述べた。

ピチャイ商務相は記者会見で、今年は輸出が経済の「ヒーロー」となるとした上で、関税を巡る米国との貿易交渉は順調に進むと期待していると述べた。

７月までの一時停止期間中に関税交渉が成立しなければ、米国への輸出品に３６％の関税が課される可能性がある。