イラン、核協議頓挫で紛争生じれば米軍基地攻撃へ 脅しに反発

　６月１１日、イランのナシルザデ国防軍需相（写真）は、米国と６回目の核協議が予定される中、交渉が頓挫し、米との間に紛争が生じた場合、イランは地域の米軍基地を攻撃すると述べた。写真は２０２４年１１月、ベネズエラのカラカスで撮影。ベネズエラ大統領府提供（２０２５年　ロイター）

[ドバイ １１日 ロイター] - イランのナシルザデ国防軍需相は１１日、米国と６回目の核協議が予定される中、交渉が頓挫し、米との間に紛争が生じた場合、イランは地域の米軍基地を攻撃すると述べた。

記者会見で「交渉が実を結ばなければ紛争になると脅す向こう側の高官もいる。もし紛争をわれわれに押し付けるなら、すべての米軍基地はわれわれの手の届くところにあり、われわれは受け入れ国にあるそれらを果敢に標的にするだろう」と語った。

トランプ米大統領は、新たな核合意に達しない場合、イランを爆撃すると繰り返し脅している。