FEMA、ハリケーンの季節終了後に段階的廃止へ=トランプ大統領

6月10日、トランプ米大統領は、災害対応を担う連邦緊急事態管理局(FEMA)について「ハリケーンの季節が過ぎた後で、段階的な廃止を開始する」と語った。写真は、移動式のFEMA指揮センター。2021年12月、ケンタッキー州のドーソンスプリングズで撮影(2025年 ロイター/Jon Cherry)
[10日 ロイター] - トランプ米大統領は10日、災害対応を担う連邦緊急事態管理局(FEMA)について「ハリケーンの季節が過ぎた後で、段階的な廃止を開始する」と語った。
トランプ氏は、各州が災害対応として連邦政府から受け取る資金が少なくなると説明した上で、今後はホワイトハウスが直接資金を拠出する方針を強調。「われわれはやり方を大きく変えることになる」と言い切った。
現在は、大統領が大規模災害宣言をした後、FEMAが連邦政府の予算を被災した州に配分する仕組みになっている。
米国の公式のハリケーンシーズンは6月1日から11月末まで。米海洋大気局(NOAA)は先月、今年は平年を上回る最大10個が襲来するとの見通しを示した。