NZ中銀、会合頻度年8回に戻すべき=財務相

6月10日、ニュージーランド(NZ)のウィリス財務相(写真)は、NZ準備銀行(中央銀行)の政策会合の頻度を増やすことが望ましいと述べ、南半球の夏に会合の間隔が長いことに懸念を示した。2024年5月、ウェリントンで撮影(2025年 ロイター/Lincoln Feast)
[ウェリントン 10日 ロイター] - ニュージーランド(NZ)のウィリス財務相は10日、NZ準備銀行(中央銀行)の政策会合の頻度を増やすことが望ましいと述べ、南半球の夏に会合の間隔が長いことに懸念を示した。
「最終的には金融政策委員会の開催頻度は中央銀行が決めることだが、私の見解ではもっと頻繁に開催されるべきだ」とし、年8回の会合に戻るべきだという考えを示した。
中銀は2016年に政策委員会の開催回数を8回から7回に減らした。これにより、年末に3カ月近くの間隔が生じている。
ウィリス氏は「私は特に夏季の12週間という長期休会を懸念している。英国、カナダ、オーストラリア、米国の中央銀行は休会期間が短く、より頻繁に会合を開いている」と語った。
一部のエコノミストは昨年末、会合が3カ月なかったことから中銀がより積極的な政策緩和を迫られているとの見方を示した。
ウィリス氏は会合の頻度について財務省に助言を求めたと述べた。