ニュース速報
ワールド

NZ中銀、会合頻度年8回に戻すべき=財務相

2025年06月10日(火)09時19分

 6月10日、ニュージーランド(NZ)のウィリス財務相(写真)は、NZ準備銀行(中央銀行)の政策会合の頻度を増やすことが望ましいと述べ、南半球の夏に会合の間隔が長いことに懸念を示した。2024年5月、ウェリントンで撮影(2025年 ロイター/Lincoln Feast)

[ウェリントン 10日 ロイター] - ニュージーランド(NZ)のウィリス財務相は10日、NZ準備銀行(中央銀行)の政策会合の頻度を増やすことが望ましいと述べ、南半球の夏に会合の間隔が長いことに懸念を示した。

「最終的には金融政策委員会の開催頻度は中央銀行が決めることだが、私の見解ではもっと頻繁に開催されるべきだ」とし、年8回の会合に戻るべきだという考えを示した。

中銀は2016年に政策委員会の開催回数を8回から7回に減らした。これにより、年末に3カ月近くの間隔が生じている。

ウィリス氏は「私は特に夏季の12週間という長期休会を懸念している。英国、カナダ、オーストラリア、米国の中央銀行は休会期間が短く、より頻繁に会合を開いている」と語った。

一部のエコノミストは昨年末、会合が3カ月なかったことから中銀がより積極的な政策緩和を迫られているとの見方を示した。

ウィリス氏は会合の頻度について財務省に助言を求めたと述べた。

ロイター
Copyright (C) 2025 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

豪消費者信頼感、6月は小幅上昇 利下げ効果は限定的

ビジネス

午前の日経平均は続伸、円安が支援 日米交渉進展の期

ビジネス

政権との薬価引き下げ巡る取り決めなし=米ファイザー

ワールド

米国務省、在外公館にハーバード大留学希望者のビザ給
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:非婚化する世界
特集:非婚化する世界
2025年6月17日号(6/10発売)

非婚化・少子化の波がアメリカもヨーロッパも襲う。世界の経済や社会福祉、医療はどうなる?

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    庭にクマ出没、固唾を呑んで見守る家主、そして次の瞬間...「信じられない行動」にネット驚愕
  • 2
    「ママ...!」2カ月ぶりの再会に駆け寄る13歳ラブラドールに涙
  • 3
    「セレブのショーはもう終わり」...環境活動家グレタらが乗ったガザ支援船をイスラエルが拿捕
  • 4
    ふわふわの「白カビ」に覆われたイチゴを食べても、…
  • 5
    脳も体も若返る! 医師が教える「老後を元気に生きる…
  • 6
    「白鵬は、もう相撲に関わらないほうがいい」...モン…
  • 7
    プールサイドで食事中の女性の背後...忍び寄る「恐ろ…
  • 8
    救いがたいほど「時代錯誤」なロマンス映画...フロー…
  • 9
    日本の「プラごみ」で揚げる豆腐が、重大な健康被害…
  • 10
    ディズニーの大幅な人員削減に広がる「歓喜の声」...…
  • 1
    日本の「プラごみ」で揚げる豆腐が、重大な健康被害と環境汚染を引き起こしている
  • 2
    一瞬にして村全体が消えた...スイスのビルヒ氷河崩壊の瞬間を捉えた「恐怖の映像」に広がる波紋
  • 3
    「ママ...!」2カ月ぶりの再会に駆け寄る13歳ラブラドールに涙
  • 4
    猫に育てられたピットブルが「完全に猫化」...ネット…
  • 5
    日本の女子を追い込む、自分は「太り過ぎ」という歪…
  • 6
    ひとりで浴槽に...雷を怖れたハスキーが選んだ「安全…
  • 7
    庭にクマ出没、固唾を呑んで見守る家主、そして次の…
  • 8
    50歳を過ぎた女は「全員おばあさん」?...これこそが…
  • 9
    プールサイドで食事中の女性の背後...忍び寄る「恐ろ…
  • 10
    ふわふわの「白カビ」に覆われたイチゴを食べても、…
  • 1
    【定年後の仕事】65歳以上の平均年収ランキング、ワースト2位は清掃員、ではワースト1位は?
  • 2
    日本の「プラごみ」で揚げる豆腐が、重大な健康被害と環境汚染を引き起こしている
  • 3
    日本はもう「ゼロパンダ」でいいんじゃない? 和歌山、上野...中国返還のその先
  • 4
    一瞬にして村全体が消えた...スイスのビルヒ氷河崩壊…
  • 5
    大爆発で一瞬にして建物が粉々に...ウクライナ軍「Mi…
  • 6
    「ママ...!」2カ月ぶりの再会に駆け寄る13歳ラブラ…
  • 7
    ドローン百機を一度に発射できる中国の世界初「ドロ…
  • 8
    あなたも当てはまる? 顔に表れるサイコパス・ナルシ…
  • 9
    【クイズ】EVの電池にも使われる「コバルト」...世界…
  • 10
    猫に育てられたピットブルが「完全に猫化」...ネット…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中