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インドネシア、覚醒剤メタンフェタミン約2トン押収 過去最高規模
2025年05月27日(火)11時53分
[ジャカルタ 26日 ロイター] - インドネシアの麻薬取締当局は26日、スマトラ島沖で覚醒剤のメタンフェタミンを約2トン押収したと発表した。薬物の押収量としては同国で過去最高規模だという。
当局は、これらの薬物がゴールデン・トライアングル(黄金の三角地帯)の麻薬シンジケートに関連があるとみている。同地域はミャンマー北東部とタイ、ラオスの一部が接する場所で、日本やニュージーランドなど向けに麻薬を製造してきた長い歴史がある。
当局の責任者は記者団に、これらの薬物はインドネシアのほか、マレーシア、フィリピンなど東南アジア諸国にも輸送されていたと説明した。
今月にはインドネシア海軍が、西部の同じ海域で約2トンのメタンフェタミンとコカイン4億2500万ドル相当を積んだ船舶を拿捕(だほ)している。
インドネシアの麻薬規制法は世界で最も厳格な水準で、麻薬密売には死刑が適用されることもある。