ニュース速報
ワールド

インドネシア大統領、閣内の不満否定 選挙干渉巡り

2024年02月02日(金)19時17分

 2月2日 インドネシアのジョコ大統領(写真)は2日、今月14日の大統領選を巡り特定の候補に肩入れする自身の行動に政権幹部らが不満を募らせているとの指摘について「閣内に問題はない」と述べ、懸念を一蹴した。1月10日、フィリピンの首都マニラで代表撮影(2024年 ロイター)

Ananda Teresia Stanley Widianto

[ジャカルタ 2日 ロイター] - インドネシアのジョコ大統領は2日、今月14日の大統領選を巡り特定の候補に肩入れする自身の行動に政権幹部らが不満を募らせているとの指摘について「閣内に問題はない」と述べ、懸念を一蹴した。

2期目のジョコ氏は大統領選に出馬できないが、プラボウォ国防相を暗に支持し、選挙規則に違反しているとの批判を受けている。

また、プラボウォ氏が副大統領候補に据えるジョコ大統領の長男ギブラン氏は、ジョコ氏の義弟が所長を務めていた憲法裁判所が候補者資格を緩めたため出馬が可能になっており、これも問題となっている。

副大統領候補に名を連ねるマフッド調整相(政治・法務・治安)は1日に辞任した。側近はジョコ氏が特定の候補を支持したことが理由だと述べた。

スリ・ムルヤニ財務相も辞任する可能性が取り沙汰されており、投資家の最大の懸念材料となっている。

大統領府の高官は2日、スリ・ムルヤニ氏の辞任についての質問に、同氏は通常通り執務していると答えた。

ジョコ大統領が主宰した午後の閣議にスリ・ムルヤニ氏も出席し辞任に関する話し合いはなかったと述べた。

また、大統領は選挙投票日に向けてどの候補者の選挙活動にも参加する予定はないとした。

ロイター
Copyright (C) 2024 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

ガザ攻撃で22人死亡 カトリック教会も被害 伊首相

ビジネス

TSMC、第2四半期AI需要で過去最高益 関税を警

ワールド

ウクライナ議会、スビリデンコ氏を新首相に選出 39

ワールド

エプスタイン事件、「トランプ政権が情報隠ぺい」7割
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:AIの6原則
特集:AIの6原則
2025年7月22日号(7/15発売)

加速度的に普及する人工知能に見えた「限界」。仕事・学習で最適化する6つのルールとは?

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    頭はどこへ...? 子グマを襲った「あまりの不運」が話題に
  • 2
    その首輪に書かれていた「8文字」に、誰もが言葉を失った
  • 3
    日本より危険な中国の不動産バブル崩壊...目先の成長だけ追い求め「失われた数百年」到来か?
  • 4
    アメリカで「地熱発電革命」が起きている...来年夏に…
  • 5
    ネグレクトされ再び施設へ戻された14歳のチワワ、最…
  • 6
    「二度とやるな!」イタリア旅行中の米女性の「パス…
  • 7
    「巨大なヘラジカ」が車と衝突し死亡、側溝に「遺さ…
  • 8
    「異常な出生率...」先進国なのになぜ? イスラエル…
  • 9
    「飛行機内が臭い...」 原因はまさかの「座席の下」…
  • 10
    アフリカ出身のフランス人歌手「アヤ・ナカムラ」が…
  • 1
    頭はどこへ...? 子グマを襲った「あまりの不運」が話題に
  • 2
    その首輪に書かれていた「8文字」に、誰もが言葉を失った
  • 3
    「ベンチプレス信者は損している」...プッシュアップを極めれば、筋トレは「ほぼ完成」する
  • 4
    日本より危険な中国の不動産バブル崩壊...目先の成長…
  • 5
    「お腹が空いていたんだね...」 野良の子ネコの「首…
  • 6
    どの学部の卒業生が「最も稼いでいる」のか? 学位別…
  • 7
    アメリカで「地熱発電革命」が起きている...来年夏に…
  • 8
    千葉県の元市長、「年収3倍」等に惹かれ、国政に打っ…
  • 9
    「二度とやるな!」イタリア旅行中の米女性の「パス…
  • 10
    ネグレクトされ再び施設へ戻された14歳のチワワ、最…
  • 1
    「コーヒーを吹き出すかと...」ディズニーランドの朝食が「高額すぎる」とSNSで大炎上、その「衝撃の値段」とは?
  • 2
    「あまりに愚か...」国立公園で注意を無視して「予測不能な大型動物」に近づく幼児連れ 「ショッキング」と映像が話題に
  • 3
    頭はどこへ...? 子グマを襲った「あまりの不運」が話題に
  • 4
    その首輪に書かれていた「8文字」に、誰もが言葉を失…
  • 5
    10歳少女がサメに襲われ、手をほぼ食いちぎられる事…
  • 6
    JA・卸売業者が黒幕説は「完全な誤解」...進次郎の「…
  • 7
    燃え盛るロシアの「黒海艦隊」...ウクライナの攻撃で…
  • 8
    ディズニー・クルーズラインで「子供が海に転落」...…
  • 9
    「小麦はもう利益を生まない」アメリカで農家が次々…
  • 10
    イランを奇襲した米B2ステルス機の謎...搭乗した専門…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中