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再送ガザ攻撃で27人死亡、カトリック教会も被害 ネタニヤフ氏遺憾の意表明

2025年07月18日(金)16時28分

ラテン・エルサレム総大司教座は17日、パレスチナ自治区ガザ唯一のカトリック教会への襲撃で数人が負傷したと発表した。攻撃で負傷したキリスト教徒のパレスチナ人、17日撮影(2025年 ロイター/Dawoud Abu Alkas)

(一部の語句を修正しました)

Nidal al-Mughrabi Crispian Balmer

[カイロ/ガザ市 17日 ロイター] - イスラエル軍によるガザ地区への攻撃で17日、少なくとも27人が死亡した。医療関係者によると、この中には故フランシスコ教皇が定期的に接触していたカトリック教会への攻撃で死亡した3人が含まれている。

イスラエルのネタニヤフ首相は「ガザの聖家族教会に流れ弾が着弾したことを深く遺憾に思う」とし、この件について調査していると明らかにした。

パレスチナ自治区ガザ唯一のカトリック教会への攻撃を受け、ラテン・エルサレム総大司教座は「罪のない民間人と聖地を標的にした行為を強く非難する」との声明を発表。犠牲者は家や財産などを失い、安全な避難場所として教会の敷地に避難していたという。

総大司教座は「ガザ地区にある聖家族教会が今朝、明らかにイスラエル軍とみられる攻撃を受け、死者が出た」との声明を発表した。聖家族教会の発表では、負傷者が出ており一部は重体だという。

ローマ教皇レオ14世は深い悲しみを表明し「即時停戦」を求め、「対話、和解、そして永続的な平和への深い希望」を表明した。

イスラエル軍は、教会の被害と死者がでていることを認識しており、調査中だと表明。教会や宗教施設は標的にしておらず、「宗教施設を含め民間人や民間施設への被害軽減へあらゆる可能な努力をしており、被害について遺憾に思う」と述べた。

聖家族教会のガブリエル・ロマネリ神父も負傷した。アルゼンチン出身の神父は、故フランシスコ教皇に電話やメッセージでガザの状況を定期的に報告していた。

イタリアのメローニ首相は声明を発表し、攻撃の責任はイスラエルにあると非難した。「イスラエルが数カ月にわたって続けてきた民間人への攻撃は容認できない。いかなる軍事行動もこのような行為を正当化することはできない」と述べた。

ガザ地区では北部ジャバリアで夫婦と5人の子どもが死亡、北部への別の空爆では救援トラックの警護を担当していた男性8人が死亡した。

ロイター
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